2008年9月号 No.450
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○生細胞膜上の分子集合体に目印をつける

○NASAが気候変動の広報活動を歪曲

○微生物に植物アルカロイドを“生合成”させる

○生物が地磁気を感じる仕組みは

○iPS細胞を導いた化合物の正体

■ 化学かわらばん

○飯島澄男博士が第1回カブリ賞を受賞(出典:C & EN, June 2, 14(2008))

○シンプルな構造の白色LED(出典:JACS, 130, 8114(2008))

○比重差を利用してMOFを精製する(出典:JACS, 130, 8598(2008))

○コーヒーの香りはストレスを緩和させる(出典:J. Agric Food Chem. 56, 4665(2008))

○禁酒を助ける薬(出典:The Journal of Neuroscience, 28, 5672(2008))

○水中の油分を選択的に取込む膜(出典:Nature Nanotechnology, 3, 332(2008))

■ おもな解説記事

■450号記念座談会■
高等科学教育は日本の生命線
-目指すべき教育、育むべき人材を考える-

野依良治・大嶌幸一郎・橋本和仁・鈴木啓介

大学が法人化して4年がたった。高等科学教育を担う現場で起こっているさまざまな混乱を乗り越え、日本の科学教育が進むべき方向とは?

■450号記念に寄せて■
学際的融合研究を加速する「現代化学」

馬場嘉信

広がる化学領域と「現代化学」
柴ア正勝

太陽電池にみる政策と化学
鯉沼秀臣

■解説■
DNAはなぜ二重らせん構造になるのか?
-分子間相互作用と分子環境効果を考える-

杉本直己・中野修一

DNAが二重らせん構造になる理由を物理化学的に解き明かせば、美しいらせん構造に潜む未知なる機能を予測できるはずだ。

水中に存在していた巨大カチオン
一ノ瀬泉

カドミウムなどの金属イオンが溶け込んだ無色透明の水溶液。この中をのぞくと、そこにはDNAのように細くて長い巨大カチオンが存在していた

■ 連載

免疫のしくみをめぐって(17)
胎児はなぜ移植拒絶反応をうけないのか

矢田純一
化学をたどる英国の旅(最終回)
産業革命の原点へ
-リーズから終点マンチェスターへ-
米山輝子
科学英語ポイント講義(6)
ヘビの頭を切ろう:接頭辞を見分ける

Olaf Karthaus・上野早苗
私の化学論(6)
宗教の時代とアルケミーの生いたち

妹尾 学
10分で読める有機化学トレンドウォッチ(6)
百花繚乱
続々と登場するオレフィンメタセシス触媒

佐藤健太郎
微生物世界への旅(17)
微生物の世界も弱肉強食

中野伸一
■セキララかがく
男女共同参画
■やじうまかがく 
ムカデ

■あれこれ
鶏卵と日本人
 


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