2008年7月号 No.448
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○ゼオライト結晶の反応場を直接観察

○鏡像異性体を臭いで区別する

○免疫グロブリンの薬効を高める

○遺伝子ネットワークの系統的改変による影響

○ナノ粒子で壁に貼りつく植物

○化合物でiPS細胞を誘導?

■ 化学かわらばん

○セルロースを熱分解してバイオ燃料をつくる(出典:ChemSusChem, DOI:10.1002/cssc.200800018)

○DNA塩基配列を増幅せずに決める(出典:Science, 320.106(2008))

○クモの糸の生成機構を探る(出典:Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 105, 6590(2008))

○大気汚染は虫媒を妨げる(出典:Atmos. Environ., 42, 2336(2008))

○トマト中の抗酸化成分が海水で増える(出典:J. Agric. Food Chem., 56, 3391(2008))

○地球温暖化対策案への警告(出典:Science, DOI:10.1126/science.1153966.)

■ おもな解説記事

■Watch■
レアメタルにまつわる誤解
岡部 徹

レアメタル(希少金属)は本当に希少なのか。科学的根拠にもとづくレアメタルの定義と理解を抜きにして、真に意味ある研究開発は行えない。

■解説■
生細胞化学
-化学の眼で生命を見る-

浜口宏夫

「生命とは何か?」という問いに化学はどう答えるのだろうか? ラマン分光が拓く「生細胞化学」を解説。

生分解性とバイオマス由来を併せもつプラスチックの開発
岩田忠久

“環境にやさしい”は、プラスチック開発のキーワードの一つだ。原料にバイオマスを用い、生分解性をもつプラスチック開発の現状を報告する。

■ 連載

免疫のしくみをめぐって(15)
免疫系はどのようなときに自分を攻撃してしまうのか

矢田純一
化学をたどる英国の旅(4)
ウェッジウッド家のお坊ちゃま
-ストーク・オン・トレントへ-

米山輝子
科学英語ポイント講義(4)
科学論文の効果的な読み方

Olaf Karthaus・上野早苗
私の化学論(4)
イデア、形相と質料
-プラトン、アリストテレスの自然哲学-

妹尾 学
10分で読める有機化学トレンドウォッチ(4)
キニーネ全合成 150年の闘い

佐藤健太郎
微生物世界への旅(15)
エネルギーをつくる微生物

松井 徹
■追悼
薬学教育改革の旗手 工藤一郎先生を悼む

原 博
■やじうまかがく 
水戸黄門
■セキララかがく
アウトリーチ
■論点 
セルロース系バイオエタノールの夢と現実
■あれこれ
「うま味」発見から100年
 


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