2008年5月号 No.446
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○“ナノポアでゲノム解析”に一歩近づく

○“カルシウム強化ニンジン”の能力

○DNAワクチンの作用機序が明らかに

○ゲームで環境問題に挑戦

○真っ黒にどこまで近づけるか

○バクテリアゲノムの全合成に成功

■ 化学かわらばん

○・バイオ燃料生産は温室効果ガスを増加させる(出典:Science, 319, 1238(2008))

○NH3とHCLを混ぜてもNH4+Cl-ができないわけ(出典:Science, 319, 936(2008))

○自己修復機能をもつ超分子ゴム(出典:Nature, 451, 978(2008))

○特定の結合を選択的に切断する(出典:Science, 319, 790(2008))

○ヤモリの足をまねた医療用接着シート(出典:Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 105, 2307(2008))

○髪の毛から居住地を探る(出典:Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 105, 2788(2008))

■ おもな解説記事

■Watch■
大学における創薬研究に必要な基盤は何か
-大学でなぜ薬がつくれないのか-

長野哲雄

日本は大学発の新規医薬品が少ない。この状況を変えるには、候補物質探索のための公的基盤と、異分野の研究者が一同に集える仕掛けが必要。

■解説■
“可溶化”が拓くカーボンナノチューブの新しい可能性

中嶋直敏・藤ヶ谷剛彦

凝集し、溶媒に溶けないカーボンナノチューブ(CNT)。それゆえ、溶かして新機能を引き出す研究は、CNTの可能性を広げると注目されている。

うごめく細菌 マイコプラズマのユニークな運動メカニズム
宮田真人

肺炎を起こす菌としてもしられるマイコプラズマは滑走運動で移動する。他の生物には存在しないこのユニークな滑走運動のメカニズムに迫る。

■ 連載

免疫のしくみをめぐって(13)
IgEやアレルギーによらないアレルギー症状

矢田純一
化学をたどる英国の旅(2)
ノーベル賞を量産する研究所
-ケンブリッジをめぐる-
米山輝子
新・楽しい化学の実験室(10)
紙の上で起きる化学変化を体感しよう

田中義靖
私の化学論(2)
技術の曙
-エジプトとメソポタミア-

妹尾 学
科学英語ポイント講義(2)
冠詞を学び理解しよう

Olaf Karthaus・Randy L. Evans・上野早苗
微生物世界への旅(13)
微生物を育てる機械

川村奈々
10分で読める有機化学トレンドウォッチ(2)
強塩基を設計する

佐藤健太郎
私のゲノム像
遺伝子の共和国としてのゲノム

齊藤成也
■セキララかがく
ピント

■やじうまかがく 
コンピューターウイルス
■あれこれ
ソメイヨシノは20世紀の桜
 


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