2008年4月号 No.445
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○地球温暖化は秋の気温が鍵

○熱電材料をシリコンでつくる

○タンパク質は簡単にオリゴマー化する

○シガトキシンへの対処はこれで!

○エボラ出血熱制圧への挑戦:無毒化ウイルス開発

○抗がん剤が効くきっかけ

■ 化学かわらばん

○南極の氷が融けている(出典:Nature Geosci. doi:10.1038/ngeo102(2008)

○ヘリウム原子顕微鏡(出典:J. Microsc. 229, 1-9(2008))

○ウラニルイオンを反応させやすくする分子(出典:Nature, 451, 315(2008))

○プロトンが神経伝達物質の仲間入り?(出典:Cell, 132, 149(2008))

○ニンニクは体内のヒ素排出を促進する(出典:Food and Chemical Toxicology, 46, 740(2008), doi 10.1016/J. fct. 2007.09.108.)

○酷暑で運動能力が高まる薬(出典:The Journal of Physiology, doi: 10.1113/jphysiol. 2007. 142190.)

■ おもな解説記事

■対談■
発見が生まれる環境とは?

白川英樹博士・山本明夫博士

偶然が生んだと思える発見でも、その背後には、研究者同士の関係、研究テーマの選択、研究費や自由度などの環境要因が見え隠れしている。

●導電性高分子に至る研究風景

■解説■
希土類錯体が拓いた“光の彩色絵画”

長谷川靖哉

分子の発光を利用したフルカラー発光印刷は、赤色発光素子の完成で実現した。どのような設計概念のもとに、赤色を発する分子は完成したのか。

自然界の乱れをSTMにより直接観測する
-巨大三次非線形光学材料探索中のハプニング-

Wu Hashen・高石慎也・山下正廣・岸田英夫

光学材料探索中に単結晶の原子の乱れがSTMにより偶然観測された。乱れの存在は今まで確認されたが解析されていなかった。乱れ方はいかに?

量子テレポーテーション
古澤 明

ある場所で得られた量子情報が、何万光年離れた場所に瞬時に伝送される。こんな摩訶不思議な現象が実証されている。

■ 連載

免疫のしくみをめぐって(12)
アレルギーは不思議な性質をもつ

矢田純一
化学をたどる英国の旅(1)
絶対温度のふるさと
-グラスゴーを歩く-

米山輝子
微生物世界への旅(12)
微生物を使って物質を生産する

向山正治
私の化学論(1)
近代化学の礎
-ニュートンとラヴォアジエ-

妹尾 学
■新連載■
10分で読める有機化学トレンドウォッチ(1)

水素を一刀両断!進化する有機分子触媒
佐藤健太郎
科学英語ポイント講義(1)
コミュニケーション下手な人のために

Olaf Karthaus・上野早苗
■セキララかがく
FD
■ほん 
グリーン・レクイエム/緑幻想
■あれこれ
iPS細胞研究とバチカンの反応
■ピックアップ
Books & Information
■やじうまかがく 
酔う



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