2008年3月号 No.444
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○真夜中の強い光で生物時計が止まる理由

○高分子のかごに入れたリポソーム

○細菌に生える繊毛の謎を解く

○会合分子の新しい設計戦略:エントロピーに注目する分子設計

○白内障を招くタンパク質分子のふるまい

○環で囲んで色素を“生かす”

■ 化学かわらばん

○ダイヤモンドの電気伝導機構(出典:Science, 318,1424(2007))

○エチルカチオンの構造(出典:Angew. Chem. Int. Ed., 47, 395(2007))

○有毒ガスをイオン液体に閉じ込める(出典:J. Am. Chem. Soc., 130, 400(2008))

○マイクロ流体チップの超簡単作製法(出典:Lab Chips, 8, 170(2008))

○エネルギー密度の高いバイオ燃料(出典:Nature, 451, 86(2008))

○花が咲く植物の起源(出典:Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 49, 19363(2007))

■ おもな解説記事

■特集:疲労の科学■
疲労とは?
-疲労の実態と研究としての取組み-

渡辺恭良

疲労の分子・神経メカニズム研究が進んでいる。ここでは、社会問題として、研究対象として、二つの視点で疲労をとらえる。
●「特集にあたって」で本特集全体をわかりやすく概観

疲れのメカニズムはどこまでわかったか?
田中雅彰

過労動物モデルを用いた研究により、急性疲労から過労・慢性疲労に至る道すじが解明されつつある。研究はどこまで進んでいるのだろうか。

疲れはどこで感じるのか?
-脳機能イメージングを用いた疲れの脳科学-

水野 敬

疲れは脳のどの部位で感じていて、その部位は疲れのほかにどのような感情と関連しているのか? 脳機能イメージングで脳の活動を探る。

慢性疲労症候群に陥るメカニズム
倉恒弘彦

「慢性疲労症候群」は比較的新しい疾患概念であり、「慢性疲労」とは区別して考えられている。慢性疲労症候群とはどのような病気なのだろうか。

疲労のバイオマーカー開発と抗疲労食薬の開発
梶本修身・野ア 聡

疲労の定量化は、診断や抗疲労食薬の開発をする上で重要だ。現在、疲労を客観的に量るためのバイオマーカー開発が進められている。

■コラム■
「乳酸は疲労原因物質」は誤り!

田中雅彰

子供の慢性疲労と不登校・学習意欲低下
福田早苗

■解説■
高圧下の氷の分子模型をつくる
-水の構造を理解するために-

川本竜彦・高松尚久・黒岩健一

化学基礎講座
地球温暖化現象に学ぶ物理化学の基礎(3)

中田宗隆

■ 連載

免疫のしくみをめぐって(11)
アレルギーとは何か

矢田純一
微生物世界への旅(11)
微生物に空気を与えて大量培養

竹園 恵
ナノ粒子を測るには?(最終回)
顕微鏡法による粒子測定

鈴木道隆
私のゲノム像(4)
メタゲノム解析

林 哲也
■セキララかがく
昨日の新聞

■やじうまかがく 
アデノイド
■あれこれ
日本が埋蔵量世界一の元素とは?
■ピックアップ
Books & Information


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