2007年12月号 No.441
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○タミフルが中枢神経に及ぼす作用

○より進化した赤色蛍光タンパク質をつくるには

○殻が二つのマイクロカプセル

○蛍光タンパク質で"分子の温度計"ができた

○「牛糞からバニラ香料」にイグ・ノーベル賞

■ 化学かわらばん

○ポジトロニウム分子を確認(出典:Nature, 449, 195(2007))

○γ-ラクタムのワンポット合成(出典:Org. Lett., doi:10.1021/ol701911u.)

○一つの変異で正反対の機能を示すタンパク質(出典:JACS, 129, 11300 (2007))

○抗生物質の殺菌作用に共通する物質(出典:Cell, 130, 797(2007))

○物質表面を傷つけずに微量物質を検出する(出典:Angew. Chem. Int. Edn. doi:10. 1002/ anie.200702200(2007))

○大気中の水分量が増えている(出典:Proc. Natl. Acad. Sci. USA, doi: 10. 1073/ pnas. 0702872104(2007))

■ おもな解説記事

カーボンナノチューブ実用化の鍵を握る
選択的合成の行方

篠原久典

実用化を前にして立ちふさがる大量純粋合成法の確立。この最大の壁を乗越えるには、合成パラメーターを自在に操る化学の思考と技が必要だ。

世界最小の人工ダイヤモンド
-応用に向けたナノダイヤの開発動向-

大澤映二

ナノダイヤモンドの単分散が可能になったことによって、工業用炭素としての可能性が急速に拓き始めている。

高分子1本の導電性を測る
-分子配線としての可能性を探る-

下村武史・佐光貞樹・伊藤耕三

分子エレクトロニクスにおいて、分子素子同士をどのようにつなぐかは重要な課題だ。導電性高分子は有効な分子配線となりうるのだろうか?

■2007年ノーベル賞解説■
化学賞
固体表面の化学反応機構
-触媒反応のブラックボックス解明を目指して-

岩澤康裕

生理学・医学賞
ノックアウト技術はなぜ生まれ、何を生んだか

丹羽仁史

物理学賞
巨大磁気抵抗効果の発見

小野輝男

■ 連載

免疫のしくみをめぐって(8)
T細胞・B細胞は
過剰に反応しないよう自己制御する

矢田純一
ナノ粒子を測るには?(1)
ナノ粒子の大きさを計測する技術開発
-課題と現状-

神谷秀博
化学者のための電気生理学入門(最終回)
イオンチャネルが細胞を興奮させる

大和田智彦・渡辺 恵
微生物世界への旅(8)
健康と微生物

藤本淳治
■追悼
慶伊富長博士を悼む
千原秀昭
■やじうまかがく 
メンデレーエフ
■セキララかがく
豚の運動
■ピックアップ
Books & Information
■あれこれ
食料と競合しないバイオ燃料
注目の「ヤトロファ」とは
 


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