2007年11月号 No.440
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○幻の抗生物質は復活するか

○思わぬところがキラルな触媒系

○触媒を駆け抜けるバイオマス

○カーボンナノチューブを溶かす意外な物質

■ 化学かわらばん

○虹のような蛍光を放つカーボンナノ粒子(出典:Angew. Chem. Int. Ed., 46,6473(2007))

○22年間の全合成の旅(出典:Angew. Chem. Int. Ed., doi: 10.1002/anie.200703027 and 10.1002/anie200703028.)

○ゴムアレルギーの原因物質(出典:Chem. Res. Toxicol., 20,1084 (2007))

○筋肉細胞を神経細胞に変える物質(出典:J. Am. Chem. Soc.,129, 9258-9259(2007))

○あくびの役割(出典:Evolutionary Psychology, 5, 92(2007))

○ヨーロッパも年々暑くなっている(出典:J. Geophys. Res., 112, D15103(2007))

■ おもな解説記事

肥満がひき起こすメタボリックシンドローム
石坂信和

脂肪の蓄積はなぜ病気をもたらすのだろうか? 近年、基礎研究の蓄積により、この問いに対する答えがみえてきた。

熱から電気を取出す夢の結晶
-熱電変換材料-
河本邦仁

エネルギー利用過程では、最終消費段階までに3分の2以上を熱として損失している。この廃熱を効率よく電気に変換するための研究が進行中。

プルトニウム利用技術の現状と課題
-MOX燃料の技術評価-

桜井 淳

ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)燃料を利用するプルサーマルが開始されようとしている。現状と課題について技術評価を中心に解説。

原子の指紋
-原子間力顕微鏡による元素識別-

阿部真之・杉本宜昭・森田清三

従来、表面の凹凸は顕微観察できたが、表面原子の種類の識別までは難しかった。最近の原子間力顕微鏡の進歩で、“原子の指紋”も見える時代に。

■ 連載

化学基礎講座
光触媒の原理
-その常識と誤解-

大谷文章
新・楽しい化学の実験室(8)
カメレオン色素の秘密をさぐる
-ソルバトクロミズムとフォトクロミズム-

高蜷ウ夫
免疫のしくみをめぐって(7)
統制のとれた免疫細胞の動態はどうして生まれるのか

矢田純一
微生物世界への旅(7)
微生物はルームメイト!?

久保田浩美
化学者のための電気生理学入門(2)
イオンチャネルと化合物の相互作用を調べる

大和田智彦・渡辺 恵
Chemical Abstracts100年の歩み
千原秀昭
■セキララかがく
科研費を申請しよう
■あれこれ
売り上げ伸びるミネラルウォーター
■やじうまかがく 
ブルーベビー症
■柏崎原発閉鎖を訴える声明
■ピックアップ 
Books & Information
 


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