2007年10月号 No.439
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○酵素で有機水銀を壊すしくみ

○ナノワイヤーでつくる顕微鏡

○細胞内のカルシウム挙動を見るFlAsH分子

○DNAがファージ前駆体に詰まる速さ

■ 化学かわらばん

○サソリ毒を利用してがん細胞を染める(出典:Cancer Research, 67,6882(2007))

○ナイロン6からカプロラクタムをつくる(出典:Org. Lett., 9,2533(2007))

○紙のように薄い電池(出典:PNAS,104, 13574(2007))

○ヤモリの短所をイガイの長所で補う(出典:Nature, 448, 338(2007))

○クロマトグラフィーの待ち時間を短縮する(出典:Angew. Chem. Int. Ed., doi:46, 5609(2007))

○天然の低脂肪牛乳(出典:C & EN, July 9, 2007,p.56.)

■ おもな解説記事

バイオ燃料の可能性とリスク
伊藤公紀・本藤祐樹

バイオ燃料は「温暖化対策」ではなく、「地域エネルギー対策」として捉えるべき。この点はバイオ燃料の可能性とリスクを見定める上で重要だ。

科学としての研究、職業としての研究
-バイオエタノールのリスク論争を例に-

西村 肇

米国で激しく行われたバイオエタノール論争を科学の目で読み解くと、意外な事実が見えてきた。果たして職業研究者に科学研究ができるのか!?

多点認識不斉触媒の創製と医薬合成への展開
-英国王立化学会センテナリーメダル、米国化学会賞を受賞する柴ア正勝教授-
松永茂樹

化学基礎講座
地球温暖化現象に学ぶ物理化学の基礎(2)

中田宗隆

太陽光を利用して水素をつくる
朝倉則行・大倉一郎

ポルフィリンや酵素など生物のもつ仕組みを基盤とし、太陽光を利用した“光水素発生反応”。水素発生の効率を高めるためには分子設計が重要だ。

■ 連載

光エレクトロニクスのための「光化学の基礎」(最終回)
二光子吸収の基礎と拡がり

徳丸克己
[NEW]化学者のための電気生理学入門(1)
イオンチャネル
-はじめの一歩-

大和田智彦・渡辺 恵
免疫のしくみをめぐって(6)
B細胞・T細胞は抗原に反応しただけでは働き始めない

矢田純一
新・楽しい化学の実験室(7)
酵素膜プレートを用いて糖を色で測る

東海林敦・菅原正雄
■セキララかがく
文明病
■あれこれ
72万年前の氷をメタゲノム解析
■やじうまかがく 
鍾乳洞
■ピックアップ 
Books


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