2007年9月号 No.438
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○バイオマスからの意外な燃料合成

○生物発光の助けでタンパク質の二量化を“見る”

○バクテリアを操縦する

○DNAらせんが“見える”振動分光

■ 化学かわらばん

○ゲノムを丸ごと移植(出典:Science, doi : 10.1126/science. 1144622(2007).)

○何度損傷を受けても自己修復するシステム(出典:Nature Materials doi : 10.1038/nmat1934(2007).)

○時差ぼけにはバイアグラ?(出典:Proc. Natl. Acad. Sci. USA,104 9834(2007).)

○フレスコ画の修復ミスをエマルションで救う(出典:NewScientist, 19 May(2007),p.29.)

○傷口の痛みだけをとる薬(出典:NewScientist,2 June(2007),p. 11.)

○土壌中のダイオキシンが減少している(出典:BBC News 24, 7 June(2007).)

■ おもな解説記事

特集:地球温暖化にどう立ち向かうか
━温暖化防止に挑む科学技術・研究━

■Watch■
地球温暖化対策は待ったなし
山本良一

IPCC第4次報告書は「人間活動が原因で地球温暖化が起こっている」と結論づけた。いま長期間にわたり温暖化問題に立ち向かわなければならない。

■特集解説■
気候変動問題への戦略的取組みとポスト京都の枠組みについて

松橋隆治

いよいよ来年に迫った「京都議定書」の第一約束期間。わが国は温室効果ガス削減の目標を達成することができるのか?「ポスト京都」の行方は?

わが国のエネルギー戦略と省エネルギー
柏木孝夫・小田拓也

新興工業国の急激な経済成長によるエネルギー需要の拡大と深刻化する環境問題。その中でわが国がとるべきエネルギー戦略とは。

再生可能エネルギーとバイオマス
堀尾正靱

脱温暖化を志向した物質エネルギーシステムを構築する際に、まず個々の燃料利用シナリオの妥当性を検討しなければ、回り道になりかねない。

バイオ燃料の実用化に向けて
坂 志朗

環境負荷の小さい資源からのバイオ燃料創製を実現するには、実用的技術の開発と同時に、その生産・利用システムも構築してゆくことが必要だ。

燃料電池と水素エネルギー
槌屋治紀

化石燃料からの転換を模索する中で、再生可能エネルギーとならんで注目される水素エネルギー。燃料電池技術を中心に最新情報をレポートする。

CO2の回収と地中貯留・海洋隔離
大隅多加志

CO2の回収貯留は、温暖化問題を根本から解決するものではないが、CO排出量削減に対し、すぐに効果を発揮する策として検討の価値がある。

■基礎解説■
温室効果ガスと地球温暖化

荻野和子

■ 連載

微生物世界への旅(6)
光合成細菌シアノバクテリアの大仕事

山本啓之
桁外れの無機化学者
F.A.Cottonの横顔

山本明夫
■セキララかがく
発見の喜び
白木賢太郎
■あれこれ
期待される竹資源の新しい活用法
■やじうまかがく 
辛い話
■ピックアップ 
Books&Information


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