2007年8月号 No.437
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○ナノ粒子がタンパク質凝集に及ぼす影響

○ついに捉えた!112番元素の化学的性質

○ナノワイヤーが伸びる仕組み

○“自己再生型樹脂”で水を浄化

○第二世代iPS細胞の開発競争

■ 化学かわらばん

○イオン液体を記録媒体にする(出典:Angew. Chem. Int. Ed., 119, 4241(2007).)

○指紋から薬物を検出する(出典:Angew. Chem. Int. Ed. 46, 4100(2007).)

○ヒトだけがもつタンパク質(出典:Human Mutation, 0,1(2007).)

○ポリフェノールの摂取はほどほどに(出典:Chemical Research in Toxicology,20, 583(2007).)

○炭素をケイ素に置き換えた爆薬(出典:J. Am. Chem. Soc., 129, 6908(2007).)

○「生命の起原」の研究者Stanley L. Miller逝く(出典:C & EN, May 28, 2007,p.10.)

■ おもな解説記事

魚の色の不思議にせまる
- 魚の体色変化をうみ出す細胞の仕組み -

大島範子

魚にとって体の色を変化させることは、コミュニケーションの手段であり、生き残り戦略でもある。体色変化を生み出す細胞の精巧な仕組みにせまる。

当てた光の色に変わる多色フォトクロミック材料
立間 徹

貴金属のナノ粒子は、大きさ、形状に応じてさまざまな色を示す。そうした因子を光で制御すれば、光で色が変わるフォトクロミック材料が得られる。ここでは特にその原理と応用を紹介。

酵素活性と抗体機能をもつ分子ナノマシンアンチゲナーゼ
一二三恵美・宇田泰三

標的となるタンパク質を抗体のように捕え、酵素のようにすみやかに分解する抗原分解酵素“アンチゲナーゼ”とは?

遺伝子の細胞内動態に化学でせまる
秋田英万・原島秀吉

薬の副作用を避けるには、薬を作用部位へ確実に送達するDDSが不可欠だ。化学をベースに、より高度な細胞内動態制御の方法論と技術の開発が進んでいる

■ 連載

光エレクトロニクスのための「光化学の基礎」(14)
有機固体太陽電池の光化学とその仕組み

徳丸克己
有機固体太陽電池の電荷輸送の効率を向上させ、電池の高性能化をもたらすための分子の配列の課題について。
桁外れの無機化学者
F.A.Cottonの横顔

山本明夫
免疫のしくみをめぐって(5)
必要なときに必要な種類の抗体をつくる方法

矢田純一
微生物世界への旅(5)
土づくりと微生物

橋本知義
化学基礎講座
地球温暖化現象に学ぶ物理化学の基礎

中田宗隆
CO2が増えると地球が温暖化するのはなぜだろう?ほかに温暖化の原因はないのだろうか?物理化学の基礎をもとに自分の頭で考えてみよう。

■セキララかがく
教育できること?
■あれこれ
トランス脂肪酸て何だろう
■やじうまかがく 
ゴミ
■ピックアップ 
Books&Information


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