2007年7月号 No.436
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○花成機構の研究 花咲くか?

○膜タンパク質を並ばせてNMR測定

○σ結合を力技で切ると・・・

○継ぎ足してできる人工ユビキチン化

○細菌細胞壁の合成酵素:明らかになった分子構造

○「看護師さんっ、水素流して!」

■ 化学かわらばん

○ダイヤモンドに傷をつけられる物質(出典:Science, 316, 436(2007).)

○ナノインプリント法で高撥水性の表面をつくる(出典:第56回高分子年次大会予稿集)

○幹細胞に男女差?(出典:J. Cell Biol., 177, 73(2007).)

○モーブ染料の色の秘密(出典:Chem. Commun., doi:10.1039/b618926a(2007).)

○イヌの大きさを決める遺伝子(出典:Science, 316, 112(2007).)

○キノコの収穫期間が長くなっている(出典:Science, 316, 71(2007).)

■ おもな解説記事

DNAを自在に切断するスーパー制限酵素の開発
須磨岡 淳・小宮山 眞

天然の制限酵素では不可能な巨大DNAの処理。これを可能にするスーパー制限酵素の開発を紹介。

創薬リードとしての分子標的天然薬物の探索
小林淳一・久保田高明

病気の治療に役立つ分子標的天然薬物を、海洋生物、植物、微生物などから広く探索して創薬開発に展開する。

細胞と対話する分子システム
−細胞内シグナル応答を利用した遺伝子治療の可能性−

片山佳樹

細胞内シグナルを見分けて異常細胞でのみ遺伝子発現させる新しい概念の分子システムを紹介。

知財動向より推算するフラーレンおよび
カーボンナノチューブのイノベーション

西村成弘・川畑 弘

新しい研究を始めるとき、その分野にはどのような社会的ニーズがあり、どのような研究課題が適切かを客観的データから得る方法として、特許書誌データの利用法を提案。

■ 連載

光エレクトロニクスのための「光化学の基礎」(13)
光誘起電子移動と有機固体太陽電池

徳丸克己
光の作用で電気を発生する有機固体太陽電池について、特に今回はその原理の、有機物質の照射によって引起こされる電子移動について述べる。
私のゲノム像(3)
流動するゲノム
−葉緑体DNAから垣間見る真核ゲノムの動態−

小保方潤一
免疫のしくみをめぐって(4)
T細胞はなぜ抗原そのものに反応できないのか

矢田純一
微生物世界への旅(4)
窒素と通貨のアナロジー
−微生物は窒素銀行?!−

吉永郁生
新・楽しい化学の実験室(6)
溶液の色を変化させる反応

新津隆士

■セキララかがく
試験監督
■あれこれ
決着か、花成ホルモン「フロリゲン」の正体
■やじうまかがく 
何でそんなもの食べるの?
 


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