2007年2月号 No.431
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

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■ FLASH

○ひと塗りで抗ウイルス・抗菌表面ができた

○“すかすか”で骨っぽいゼオライト

○細胞の命をあずかるヒドロゲル

○分子シャペロンCCTで神経変性疾患を抑制する

○ネコのコーキシン

■ 化学かわらばん

○超伝導シリコン(出典:E. Bustarret ほか , Nature, 444,465(2006))

○星間に陰イオンが見つかった(出典:M.C.McCarthy ほか , Astrophys.J., 652,L141(2006))

○切れ味のよい刀とカーボンナノチューブ(出典:M. Reibold ほか , Nature, 444,286(2006))

○牛乳の風味を生かす殺菌法(出典:P.A.Vazquez-Landaverde ほか , J. Agric.Food.Chem., 54,9184(2006))

○発熱の効用(出典:Q.Chen ほか , Nature immno1.,7,1299(2006))

○ポロニウムの毒性(出典:C & EN, Dec.4,2006, p.15)

■ おもな解説記事

分子を認識して蛍光色変化・消光する高分子
― 一人二役の蛍光分子センサー ―

生越友樹・原田 明

シクロデキストリンとπ共役高分子を組合わせて、蛍光色変化と消光を同時に示すこれまでにない蛍光分子センサーを紹介。

自己組織化するDNA
吉川祐子・吉川研一

数十μm〜数cmの長い分子であるDNAは、もつれることなく折りたたまれ、さまざまな秩序構造を生みだす。なぜこのようなことが可能なのだろうか。

天文学と化学(下)
― 星間空間での分子進化とH3+

岡 武史

天文学的なH3+の分光研究から、化学の基礎に関する知見がつぎつぎと得られている。天文学と化学はいまや本質的なつながりをもち始めた。

■ 連載

光エレクトロニクスのための「光化学の基礎」(10)
常温りん光白金錯体

徳丸克己
異国で活躍する研究者(7)
化学の未来
― ドイツから来て日本に思うこと ―

オラフ・カートハウス
CHEMICAL BIOLOGY(最終回)
トリプレットリピート病のケミカルバイオロジー

中谷和彦
先に逝った宇井 純へ
西村 肇
ウイルスの分子構造(13)
ファージfdの電子顕微鏡像の解析

坪井正道
セキララかがく
科学とは何か

白木賢太郎
新・楽しい化学の実験室(5)
人びとが夢見た錬金術
― 金銀銅 自由自在 ―

藤森裕基
 
■あれこれ
虫がつくる真紅の色素
■ほん 
有機機能材料
エッセンシャル生化学
■甘辛科学放談 日本の「ものづくり」
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■やじうまかがく
続 雪国
 


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