今年も「夏」を越えるくらいの暑い夏がつづきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

最近、NHKのサイエンス・ゼロでも紹介されましたが、地震予測の研究が進んでいます。注目されているのは、地震の1週間くらい前に発生する電磁波の電波伝搬異常を使った方法です。海外でも一定の成果を上げつつあるようです。最初に現象が発見された日本でも、商用サービスがいくつか行われています。

私は、半年くらい前から電通大発ベンチャーの地震予測サービスを利用しています。直近では、この原稿を書くちょっと前の9月14日(金)夜中2時頃に千葉県で震度4くらいの地震がありました。これも1週間くらい前に掲載されていました。

地震は地殻構造の部分的な破壊現象であるため、ピタリと数日前から予測することは難しいと思いますが、およその規模と1~2週間程度の発生する可能性のある期間が予測できていて助かります。規模が大きくないことがわかれば安心です。

予測には電波時計用の電波の伝搬をモニターしながら利用しています。太陽からの磁気嵐のような外乱もありますし、送信自体もメンテナンスでときどき停止するので心配ですが、頑張っていただきたいと思います。

昨年の東日本大震災のような規模でも予測できるのか、そのあたりは今後の実績の積み重ねで示されるものと思います。