1.ヘテロクロマチンと染色体接着因子コヒーシンの機能的リンク−分裂酵母による研究を中心に
渡辺嘉典
1.セントロメアとヘテロクロマチン 2.染色体接着因子コヒーシンと染色体分配 3.ヘテロクロマチン形成に依存して濃縮されるコヒーシン 4.ヘテロクロマチンとコヒーシンの機能的相互作用 5.動原体におけるコヒーシンとAuroraキナーゼの関係
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2.線虫C.elegansを用いた発生と神経機能の解析
桂 勲
1.線虫C.elegansの研究材料としての特徴 2.C.elegansを用いた発生と神経機能の解析法 3.C.elegansの神経機能の研究:経過と結果
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3.Notchシグナルと環境因子−ショウジョウバエを用いた神経系形成機構の解析
梅園良彦,広海 健
1.ショウジョウバエ末梢神経系における細胞分化の多様性とNotchシグナル 2.グリア細胞の分化とNotchシグナル 3.Notchシグナルの出力を規定する環境要因 4.Notchシグナル依存的なグリア細胞分化を規定する環境要因
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4.ウニ胚を用いた核構造と遺伝子発現調節の解析
赤坂甲治
1.クロマチンの境界“インスレーター” 2.ウニ・アリールスルファターゼ遺伝子(ARS)上流のインスレーター 3.ウニArsインスレーターは種を越えて機能する 4.ウニArsインスレーターはポジション効果によるサイレンシングを抑制する
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5.親電子性物質センサー分子同定をめざしたゼブラフィッシュの活用
小林麻己人
1.親電子性物質による異物代謝酵素群遺伝子の転写誘導 2.Nrf2による転写誘導機構の保存性 3.Nrf2活性化の鍵を握る細胞骨格系タンパク質Keap1 4.親電子性物質のセンサー分子を探索する
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6.マウス個体を用いた血液細胞の発生・分化とゲノムの機能発現
大崎 牧,山本雅之
1.マウス個体を用いた実験系の意義 2.造血幹細胞の発生・文化に働く転写因子群 3.複数の転写調節因子による協調的な血液細胞の分化制御機構
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1.コケイン症候群:転写とDNA修復のカップリング機構解析のパラダイム
田中亀代次
1.コケイン症候群および色素性乾皮症におけるヌクレオチド除去修復異常 2.コケイン症候群細胞における転写と共役した塩基除去修復異常 3.コケイン症候群細胞における転写に関連した異常 4.コケイン症候群マウスモデル 5.コケイン症候群に類似したヒト遺伝疾患および他の動物モデル 6.転写と共役した修復機構におけるコケイン症候群タンパク質およびその他のタンパク質の役割
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2.CAGリピートの不安定性と神経疾患
佐藤俊哉,辻 省次
1.ポリグルタミン病とCAGリピートの不安定性 2.DRPLA動物モデル 3.不安定性の分子機構−DNA複製・修復機構との関連
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3.白血病における転写とクロマチンの制御
北林一生
1.急性骨髄性白血病における染色体転座により生じる融合ヒストンアセチル化酵素 2.AML1はヒストンアセチル化酵p300/CBPおよびMOZとの複合体として機能する 3.AML1-MTG8はHDACとの複合体として転写を抑制する 4.MOZ-CBPもAML1の機能を阻害する 5.AML1複合体は白血病発症の主要な標的である
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4.ゲノム刷り込みと疾患
目黒牧子,押村光雄
1.Prader-Willi症候群(PWS),Angelman症候群(AS) 2.Beckwith-Wiedemann症候群(BWS) 3.Silver-Russell症候群(SRS) 4.ゲノム刷り込みと腫瘍 5.ゲノム刷り込みの関与が疑われているその他の疾患
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5.ウイルス複製と核ダイナミクス
下山多映,永田恭介
1.アデノウイルスクロマチンの複製と転写 2.ウイルス複製と高次核内構造
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6.NAD代謝とゲノム構造の制御−Sir2の機能と老化・寿命の分子生物学
今井眞一郎
1.NAD依存性脱アセチル化酵素Sir2とその反応機構 2.核内のNADサルベージ経路とサイレンシング 3.老化・寿命の分子メカニズムとSir2
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7.アポトーシスにおける核構造の変化
刀祢重信
1.アポトーシスにおける高分子の選択的切断 2.アポトーシスのcell-free系の確立と核凝縮のステージ表 3.アポトーシスにおける核凝縮はM期凝縮の失敗か? 4.核タンパク質の修飾と切断 5.DNA切断と核凝縮
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8.マイクロアレイによる遺伝子発現プロファイリングと医学
後藤 均,門田幸二,里見 進,岡崎康司
1.疾患の遺伝子発現プロファイリング 2.遺伝子のスクリーニング−虚血・再灌流傷害保護因子の検索 3.マイクロアレイのデータの考え方
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