バイオウェブ


2011年5月号 No.482
現代化学  出版社  (株)東京化学同人

〒112-0011 東京都文京区千石3-36-7
TEL 03-3946-5311
FAX 03-3946-5316
URL https://www.tkd-pbl.com/

■ FLASH

○超伝導体CeNi0.8Bi2が発見された

○CO2を使ってカルボン酸をつくる錯体触媒

○光で錯体1個の磁性をあやつる

○CO2で医薬の結晶をつくる

○短いX線パルスによるナノ結晶の構造解析

○X線自由電子レーザーを用いたウイルス粒子1個の構造解析

■ 化学かわらばん

○美味しいワインを楽しむためのゲノム解析

○りん光で輝く有機結晶

○ナノ物質を紡いで糸にする

○微生物の近所付き合い

○蔦のようならせん分子

○水蒸気と雲が地球温暖化に大きく寄与

■ 緊急特集

福島第一原子力発電所 事故
事故の実態解明も,放射線汚染の解決も,かなりの時間を要すると予想される.今回の原発事故の要因と影響を考える.

【MAP】最初に何が起きたのか

○理論物理計算が示す原発事故の真相
西村 肇・神足史人
四日市大気汚染や瀬戸内海汚染といった日本の公害研究で確立された理論モデルを使って,大気・海域への放射性物質の放出量のオーダーを逆算.熱量計算から1号機の水素爆発の要因と配管の破損箇所を推定.事故直後の少ない情報でも事故の全体像がここまでわかる.

【コラム】ベクレルBqとシーベルトSvの関係

○ヒトへの放射線の影響
Anthony T.Tu
放射線による体外被ばくと放射性物質による体内被ばくについて基本的な事柄を解説.

【レポート】スリーマイル島事故を経た米国がみた事故

チェルノブイリ事故から25年
○放射能汚染が未来の世代に及ぼす影響
綿貫礼子・吉田由布子
低線量の放射線を長期間浴び続けた場合の健康影響ははっきりしていない.チェルノブイリ事故後も小児甲状腺がん以外は公式に認められていないが,がん以外にも現地には気になる報告もある.

【コラム】チェルノブイリ周域の母子の健康問題

■ 連載

誰でもわかる化学熱力学(2)
体積・圧力・温度の関係とは?
―気体の状態方程式―

中田 宗隆

論文で使ってみたい英語表現(2)
“of”を巧く使った形容表現

赤羽良一・飯野一彦・R.Sampson

10分で読める有機化学トレンドウォッチ(29)
ストリキニーネ全合成:有機化学の伝説に挑む
佐藤健太郎

データでみる日本の科学技術(4)
忙しい教員,減る一方の交付金
進まない大学改革

林 幸秀

院試で学ぶ有機化学の基礎(2)
岸 義人のモネンシン合成

生長幸之助

若い力:分子生物学の扉をひらいた人々(5)
遺伝子の本体がDNAと突き止めた若者たち

岡田吉美

■セキララかがく
しかし そこで その結果
■やじうまかがく
コイン

[バイオウェブ - HOME]BIOWEB(R)サービスに関するお問い合わせ: service@bioweb.ne.jp