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実験医学増刊 Vol.26 No.10 2008
RNAの機能解明と医療応用
最新の解析戦略と機能性RNAの知見から,RNA異常と疾患の関わり,RNA医薬・診断への応用まで
 出版社  羊土社

〒101−0052
東京都千代田区神田小川町2-5-1 神田三和ビル
TEL 03-5282-1211
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e-mail eigyo@yodosha.co.jp


林崎良英,安田 純

概論 RNA新大陸とその臨床的意義
林崎良英,安田 純
はじめに:RNA新大陸とは何か/本書の構成と内容/おわりに:技術革新がもたらす新たな医療

■ 第1章 哺乳類トランスクリプトーム解析とRNA新大陸

1. マウストランスクリプトーム総論
古野正朗

1.マウス完全長cDNA配列の解析 2.多様な発現調節様式 3.noncoding RNA

2. ENCODEプロジェクトとゲノムネットワークプロジェクトの展望
鈴木貴紘,河合 純

1.ゲノムネットワークプロジェクトとENCODEプロジェクトの概要 2.ENCODEプロジェクト・ゲノムネットワークプロジェクトにおけるトランスクリプトーム解析

3. RNA研究から見えてきた転写制御ネットワーク
窪崎敦隆,鈴木治和

1.コードRNAの発現情報を用いた転写制御ネットワークの描写 2.non-coding RNAによる転写制御 3.今後の転写制御ネットワーク研究を支える解析技術

4. CAGE (cap analysis of gene expression) 法
森田良治

1.CAGE法の原理 2.転写開始点の多様性

5. 次世代シークエンサーによるRNA研究の新展開
前田倫広

1.次世代シークエンサーの原理 2.次世代シークエンサーの利用範囲 3.次世代シークエンサーにおける今後の課題

6. タンパク質−RNA相互作用の解析技術
金森 睦

1.タンパク質−RNA相互作用を検出する生化学的手法 2.スリーハイブリッドアッセイ法 (three-hybrid assay screen) 3.免疫沈降産物のマイクロアレイによる解析 4.CLIP (ultra-violet cross-linking and immunoprecipitation) 法
■ 第2章 機能性RNAの生理学

1. miRNA概論:最近の知見
安田 純

1.miRNAとは 2.イントロンとmiRNA 3.miRNAの進化 4.miRNAの機能についての最近の知見:翻訳抑制or 翻訳促進? 5.幹細胞でのmiRNAプロセシング:Lin-28によるlet-7のプロセシング阻害

2. miRNAとsiRNAの生化学
泊 幸秀

1.siRNA経路 2.miRNA経路

3. RNAヘリカーゼが媒介するmiRNAとrRNA生成
山形 薫,藤山沙理,福田 亨,加藤茂明

1.RNAヘリカーゼの多様な分子機能 2.RNAヘリカーゼp68とp72 3.RNAヘリカーゼ遺伝子欠損マウスの作出と解析 4.RNAヘリカーゼとmiRNA 5.RNAヘリカーゼとrRNA

4. 宿主/病原体相互作用
−RNA波:HIV-1とmiRNA遺伝子によるプロモーター干渉
藤井陽一

1.哺乳動物でのRNA干渉の発見:プロモーター干渉の証明 2.レトロトランスポゾンからの贈り物:miRNA遺伝子の発見 3.理論生物学の本格化:アルゴリズムと実験

5. piRNAとPiwiの生殖系列細胞における機能
渡部聡朗

1.Piwiタンパク質とpiRNA 2.Piwi subfamilyタンパク質とpiRNAの機能

6. X染色体不活性化を制御するFunctional Non-coding遺伝子
小川裕也,Jeannie T. Lee

1.X染色体不活性化とnon-coding遺伝子 2.アンチセンス遺伝子TsixによるXist発規制御 3.X染色体不活性化におけるXist RNAの役割

7. 核内mRNA型non-coding RNA
中川真一

1.「非特異的」な核内mRNA型non-coding RNA  2.機能がよくわかっている核内mRNA型non-coding RNA 3.核内コンパートメントを形成すると思われるmRMA型non-coding RNA 4.核内繋留のメカニズム 5.そのほかの核内mRNA型non-coding RNA

8. 神経幹細胞の生物学とnon-coding RNA
栃谷史郎

1.神経幹細胞の自己複製に関わるnon-coding RNA 2.神経幹細胞の移動のメカニズムとnon-coding RNA 3.神経幹細胞の細胞運命決定のメカニズムとnon-coding RNA 4.神経幹細胞から分化した細胞の成熟過程とnon-coding RNA

9.  miRNAとエピジェネティクス
渡邉すぎ子,赤星慎一,渡邉丈久,中尾光善

1.エピジェネティクス機構のmiRNAによる制御 2.miRNA発現のエピジェネティクス制御

10. パラミューテーションとRNA
-RNAは遺伝情報物質となり得るか
川野光興

1.植物におけるパラミューテーション 2.マウスにおけるパラミューテーション 3. パラミューテーションの分子メカニズム 4.パラミューテーションの生物学的意義

11. 海外で進む重要研究課題 Short Articles
I miRNA アトラス

高橋由香里

1.miRNA expression atlas

II 神経系とmiRNA
長谷川由紀

1.神経系の発達におけるmiRNAs 2.miRNAと神経疾患

III 免疫系と血液系のmiRNA
外丸靖浩

1.造血幹細胞分化におけるmiRNAの役割

IV 循環器系とmiRNA
安藤吉成

1.miRNAによるMHC遺伝子発現制御

V non-coding RNA発現による下流プロモーターの抑制
前野恵美

1.IncRNAによるプロモーター抑制機構

VI ヒト超速進化RNAと脳機能
於保祐子

1.ヒトとチンパンジーのゲノムの違い 2.ヒトで超速進化を示すnon-coding RNA 3.脳機能のトレードオフ

VII RNA修飾についての最新知見
−RNAによるRNA修飾の制御
花見健志,伊藤昌可

1.リボスイッチによるQueuosine生合成の制御
■  第3章 RNAからみた疾病

1. スプライシング機構異常と網膜色素変性
佐藤 肇

1.網膜色素変性 2.網膜色素変性とpre-mRNAスプライシング遺伝子 3.スプライシング機構 4.網膜変性が生じるメカニズム 5.無症候性キャリア 6.自験例 7.pre-mRNAスプライシング遺伝子変異による網膜色素変性の頻度

2.  筋強直性ジストロフィー発症に関わるRNA結合
タンパク質ファミリーの新しい機能

大西 隼,石浦章一

1.DMにおけるスプライシング異常 2.DM発症メカニズムの謎 3.MBNLファミリー 4.CELFファミリー 5.MBNLとCELFの拮抗関係 6.DMにおけるMBNLとCELFの発現量 7.MBNL1の相互作用タンパク質と細胞内動態

3. ミトコンドリア病におけるRNA
後藤雄一

1.ミトコンドリア病とは 2.mtDNAの構造と機能−概観 3.mtDNAの複製・転写システムとその破綻 4.ミトコンドリア内翻訳におけるRNAとその異常

4. インプリンティングとnon-coding RNA
木住野達也

1.インプリンティングドメインにおけるncRNA 2.ncRNAによるインプリンティング制御メカニズム

5. RNA編集と関連する疾患
河原行郎,西倉和子

1.RNA編集のしくみ 2.皮膚疾患DSHとADAR1遺伝子変異 3.神経変性疾患ALSに認められるRNA編集異常 4.セロトニン5-HTzc受容体のRNA編集と精神疾患

6. 癌の発生と進展過程に関わるmiRNAの異常
田口 歩,高橋 隆

1.miRNAと癌

7. テロメレースと癌
−テロメレースの新たな機能
古内美穂,増冨健吉

1.telomere terminal transferaseからreverse transcriptaseへ 1.reverse transcriptase触媒ザブユニットの同定 3.テロメレースと癌:古典的モデルと癌 4.テロメレースと癌:新たな流れと癌 5.RNA研究とテロメレース
■  第4章 医療応用をめざすRNA研究

1. miRNA発現プロファイル解析による癌の診断への応用
秋山好光,湯浅保仁

1.マイクロアレイによるmiRNA発現プロファイルの解析 2.癌におけるmiRNA発現異常の意義 3.miRNA発現のエピジェネティックな制御 4.パラフィン包埋検体を用いたmiRNA発現解析

2. スプライソスタチン
−スプライシング阻害剤の発見とその生理作用

吉田 稔

1.FR901464の発見 2.標的分子の探索−ケミカルバイオロジー手法の適用 3.スプライシングの分子機構とSF3b複合体 4.スプライソスタチンAによるpre-mRNAの蓄積 5.スプライソスタチンA処理によるイントロン配列の翻訳 6.SF3bはpre-mRNA核内保持因子か? 7.新しい抗癌剤の標的としてのスプライソソーム

3. 転写後制御を標的とした遺伝子疾患治療
−異常mRNAから正常なタンパク質を合成させる低分子化合物

稲田利文

1.細胞内異常mRNAと品質管理機構 2.遺伝病の治療戦略I:遺伝子治療 3.遺伝病の治療戦略II:低分子化合物による発現制御 4.感染症治療の標的としての転写後制御 5.転写後制御を標的にした創薬の展望

4. RNA医薬
金 玲,藤原将寿,中村義一

1.アンチセンス医薬 2.RNA干渉(RNAi)医薬 3.アプタマー医薬

5. 米国におけるRNAアプタマーによる創薬の現状
西村純一

1.アプタマー創薬 2.米国におけるRNAアプタマー医薬の開発状況 3.アプタマー医薬の特徴と可能性

6. RNA医薬の特許動向
中登俊幸,平林加壽子

1.RNA医薬に関連する特許出願 2.siRNA関連基本特許の審査,登録状況 3.RNAi医薬ビジネスの展開と特許

7. RNAの合成と創薬
増田博文,矢野純一

1.RNA化学合成における2'-水酸基保護基の重要性 2.汎用されているTBDMS基 3.新しい2'-水酸基保護基(CEM基)の開発 4.RNA 110merの化学合成 5.合成RNA 110merの分析 6.RNA 110merの生物活性

■ 索引


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