序 概論 RNA新大陸とその臨床的意義
1. マウストランスクリプトーム総論 1.マウス完全長cDNA配列の解析 2.多様な発現調節様式 3.noncoding RNA 2. ENCODEプロジェクトとゲノムネットワークプロジェクトの展望 1.ゲノムネットワークプロジェクトとENCODEプロジェクトの概要 2.ENCODEプロジェクト・ゲノムネットワークプロジェクトにおけるトランスクリプトーム解析 3. RNA研究から見えてきた転写制御ネットワーク 1.コードRNAの発現情報を用いた転写制御ネットワークの描写 2.non-coding RNAによる転写制御 3.今後の転写制御ネットワーク研究を支える解析技術 4. CAGE (cap analysis of gene expression) 法 1.CAGE法の原理 2.転写開始点の多様性 5. 次世代シークエンサーによるRNA研究の新展開 1.次世代シークエンサーの原理 2.次世代シークエンサーの利用範囲 3.次世代シークエンサーにおける今後の課題 6. タンパク質−RNA相互作用の解析技術 1.タンパク質−RNA相互作用を検出する生化学的手法 2.スリーハイブリッドアッセイ法 (three-hybrid assay screen) 3.免疫沈降産物のマイクロアレイによる解析 4.CLIP (ultra-violet cross-linking and immunoprecipitation) 法
1. miRNA概論:最近の知見 1.miRNAとは 2.イントロンとmiRNA 3.miRNAの進化 4.miRNAの機能についての最近の知見:翻訳抑制or 翻訳促進? 5.幹細胞でのmiRNAプロセシング:Lin-28によるlet-7のプロセシング阻害 2. miRNAとsiRNAの生化学 1.siRNA経路 2.miRNA経路 3. RNAヘリカーゼが媒介するmiRNAとrRNA生成 1.RNAヘリカーゼの多様な分子機能 2.RNAヘリカーゼp68とp72 3.RNAヘリカーゼ遺伝子欠損マウスの作出と解析 4.RNAヘリカーゼとmiRNA 5.RNAヘリカーゼとrRNA 4. 宿主/病原体相互作用 1.哺乳動物でのRNA干渉の発見:プロモーター干渉の証明 2.レトロトランスポゾンからの贈り物:miRNA遺伝子の発見 3.理論生物学の本格化:アルゴリズムと実験 5. piRNAとPiwiの生殖系列細胞における機能 1.Piwiタンパク質とpiRNA 2.Piwi subfamilyタンパク質とpiRNAの機能 6. X染色体不活性化を制御するFunctional Non-coding遺伝子 1.X染色体不活性化とnon-coding遺伝子 2.アンチセンス遺伝子TsixによるXist発規制御 3.X染色体不活性化におけるXist RNAの役割 7. 核内mRNA型non-coding RNA 1.「非特異的」な核内mRNA型non-coding RNA 2.機能がよくわかっている核内mRNA型non-coding RNA 3.核内コンパートメントを形成すると思われるmRMA型non-coding RNA 4.核内繋留のメカニズム 5.そのほかの核内mRNA型non-coding RNA 8. 神経幹細胞の生物学とnon-coding RNA 1.神経幹細胞の自己複製に関わるnon-coding RNA 2.神経幹細胞の移動のメカニズムとnon-coding RNA 3.神経幹細胞の細胞運命決定のメカニズムとnon-coding RNA 4.神経幹細胞から分化した細胞の成熟過程とnon-coding RNA 9. miRNAとエピジェネティクス 1.エピジェネティクス機構のmiRNAによる制御 2.miRNA発現のエピジェネティクス制御 10. パラミューテーションとRNA 1.植物におけるパラミューテーション 2.マウスにおけるパラミューテーション 3. パラミューテーションの分子メカニズム 4.パラミューテーションの生物学的意義 11. 海外で進む重要研究課題 Short Articles 1.miRNA expression atlas II 神経系とmiRNA 1.神経系の発達におけるmiRNAs 2.miRNAと神経疾患 III 免疫系と血液系のmiRNA 1.造血幹細胞分化におけるmiRNAの役割 IV 循環器系とmiRNA 1.miRNAによるMHC遺伝子発現制御 V non-coding RNA発現による下流プロモーターの抑制 1.IncRNAによるプロモーター抑制機構 VI ヒト超速進化RNAと脳機能 1.ヒトとチンパンジーのゲノムの違い 2.ヒトで超速進化を示すnon-coding RNA 3.脳機能のトレードオフ VII RNA修飾についての最新知見 1.リボスイッチによるQueuosine生合成の制御
1. スプライシング機構異常と網膜色素変性 1.網膜色素変性 2.網膜色素変性とpre-mRNAスプライシング遺伝子 3.スプライシング機構 4.網膜変性が生じるメカニズム 5.無症候性キャリア 6.自験例 7.pre-mRNAスプライシング遺伝子変異による網膜色素変性の頻度 2. 筋強直性ジストロフィー発症に関わるRNA結合 1.DMにおけるスプライシング異常 2.DM発症メカニズムの謎 3.MBNLファミリー 4.CELFファミリー 5.MBNLとCELFの拮抗関係 6.DMにおけるMBNLとCELFの発現量 7.MBNL1の相互作用タンパク質と細胞内動態 3. ミトコンドリア病におけるRNA 1.ミトコンドリア病とは 2.mtDNAの構造と機能−概観 3.mtDNAの複製・転写システムとその破綻 4.ミトコンドリア内翻訳におけるRNAとその異常 4. インプリンティングとnon-coding RNA 1.インプリンティングドメインにおけるncRNA 2.ncRNAによるインプリンティング制御メカニズム 5. RNA編集と関連する疾患 1.RNA編集のしくみ 2.皮膚疾患DSHとADAR1遺伝子変異 3.神経変性疾患ALSに認められるRNA編集異常 4.セロトニン5-HTzc受容体のRNA編集と精神疾患 6. 癌の発生と進展過程に関わるmiRNAの異常 1.miRNAと癌 7. テロメレースと癌 1.telomere terminal transferaseからreverse transcriptaseへ 1.reverse transcriptase触媒ザブユニットの同定 3.テロメレースと癌:古典的モデルと癌 4.テロメレースと癌:新たな流れと癌 5.RNA研究とテロメレース
1. miRNA発現プロファイル解析による癌の診断への応用 1.マイクロアレイによるmiRNA発現プロファイルの解析 2.癌におけるmiRNA発現異常の意義 3.miRNA発現のエピジェネティックな制御 4.パラフィン包埋検体を用いたmiRNA発現解析 2. スプライソスタチン 1.FR901464の発見 2.標的分子の探索−ケミカルバイオロジー手法の適用 3.スプライシングの分子機構とSF3b複合体 4.スプライソスタチンAによるpre-mRNAの蓄積 5.スプライソスタチンA処理によるイントロン配列の翻訳 6.SF3bはpre-mRNA核内保持因子か? 7.新しい抗癌剤の標的としてのスプライソソーム 3. 転写後制御を標的とした遺伝子疾患治療 1.細胞内異常mRNAと品質管理機構 2.遺伝病の治療戦略I:遺伝子治療 3.遺伝病の治療戦略II:低分子化合物による発現制御 4.感染症治療の標的としての転写後制御 5.転写後制御を標的にした創薬の展望 4. RNA医薬 1.アンチセンス医薬 2.RNA干渉(RNAi)医薬 3.アプタマー医薬 5. 米国におけるRNAアプタマーによる創薬の現状 1.アプタマー創薬 2.米国におけるRNAアプタマー医薬の開発状況 3.アプタマー医薬の特徴と可能性 6. RNA医薬の特許動向 1.RNA医薬に関連する特許出願 2.siRNA関連基本特許の審査,登録状況 3.RNAi医薬ビジネスの展開と特許 7. RNAの合成と創薬
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