羊土社 
2001年4月の書籍
 出版社  羊土社

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実験医学バイオサイエンスシリーズ
新 細胞接着分子の世界

第1章 細胞接着分子ものがたり

細胞接着の全体像と細胞外マトリックス

接着結合は細胞接着の代表格である

細胞-細胞間結合のタイトジャンクション,ギャップジャンクション,化学シナプス結合

その他の細胞接着にはどんなものがあるのか?

第2章 フィブロネクチンものがたり

創造性のトライアングル

細胞性フィブロネクチン発見のドラマ

血漿フィブロネクチン発見のドラマ

フィブロネクチン分子の一般的性状を探る

フィブロネクチンの細胞接着・伸展活性

フィブロネクチンの細胞移動活性

フィブロネクチンの生体内機能−ノックアウトマウス

第3章 ビトロネクチンものがたり

ビトロネクチンの発見

免疫補体のSタンパク質の参入

ビトロネクチンの分子性状を探る

ビトロネクチン研究への筆者らの貢献

第4章 インテグリンものがたり

インテグリンの発見

インテグリンの構造とインテグリンファミリー

トランスメンブレンコントロール,細胞内情報伝達,シグナリング

第5章 ラミニンものがたり

ラミニンの発見・精製とEHS肉腫

ラミニンの構造と細胞作用

ラミニンレセプターを探せ!

ラミニンと疾患−筋ディストロフィーとラミニン-2

第6章 細胞間接着分子のものがたり

細胞-細胞間の接着の2つのタイプ

NCAMとIgCAMs:Ca2+非依存性細胞接着分子

カドヘリン:Ca2+依存性細胞接着分子

第7章 細胞間結合分子のものがたり

閉鎖結合:タイトジャンクション

連絡結合:ギャップジャンクションと化学シナプス結合

第8章 セレクチンものがたり−免疫系の細胞接着分子

セレクチンの発見

セレクチンの構造と結合分子

炎症の場で機能するセレクチン

第9章 細胞接着分子の応用研究ものがたり−癌転移抑制,創傷治癒,機能性材料の可能性

一研究10年説,応用研究と基礎研究の関係:科学研究のライフサイクル

癌の転移と細胞接着分子

細胞接着分子で眼の傷を治す

細胞接着分子を応用した機能性材料

付録 細胞接着分子の研究動向と研究開発動向

研究動向の探り方:研究論文

細胞接着分子の研究動向

細胞間結合の研究動向

研究開発動向の探り方:特許

日本の研究開発動向:細胞接着分子と細胞間結合

アメリカの研究開発動向:細胞接着分子と細胞間結合

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医学・生物学研究のための
画像解析テキスト改訂第2版
NIH Image,Scion Image実践講座


第1章 デジタル画像の基礎知識

1 クールドCCDカメラを使用した蛍光顕微鏡画像解析システム 【宇都宮弘美】

システムの構成/クールドCCDカメラとは/クールドCCDカメラの種類/ソフトウェアの選択/周辺機器

2.画像のデジタル化の基礎知識と,入力装置,画像取得装置 【岡本洋一】

デジタル画像とは/白黒画像とカラー画像/画像の圧縮/画像取得装置

3.デジタル画像とは何か? 【安藤幸司】

画像について/画像とは何か?/画像の記録−アナログ画像とデジタル画像/なぜデジタルなのか?/デジタル画像の基本的な考え方/デジタル画像フォーマット/デジタルデータの恩恵

4.デジタルカメラからの入力 【篠原大三】

画素数と光学系/デジタルカメラの種類/画像ファイルの圧縮/パソコンへの取り込み/スキャナからの取り込み

5.画像処理の基礎知識と注意点 【岡本洋一】

画像処理の基礎知識/濃度補正(濃度ステップがある場合)/画像のフィルタリング/画像復元

6.データ形式とファイル交換 【岡本洋一】

第2章 画像解析の準備

1.Scion Imageの準備 【岡本弥生】

ダウンロードとインストール/Scion ImageとNIH Imageの違い

2.Stella Imageで前処理をする 【岡本洋一】

画像が大きすぎる場合/解像度の変換−階調の一部しか使わない場合/画像形式の変換

3.Photoshopの利用 【木原 章】

画像編集/画像合成

第3章 研究に即した画像解析テクニック

2次元画像

1.組織・細胞写真の解析 【小島清嗣】

細胞の画像の特徴/コンピュータに細胞の概念を教える/画像の準備/PhotoshopによるRGBデータの分離/いよいよ細胞の領域を指定する/細胞数のカウント/ 各細胞の面積を調べるには

2.ゲル電気泳動画像の解析 【小島清嗣】

ゲル電気泳動画像の取り込み/保存する画像のデータ形式/マクロを用いたゲル電気泳動の画像解析/デンシトグラムの作成/各バンドの量比の算出

3.X線写真の解析 【西川慶一】

骨の写真濃度の解析/骨の形態の解析

4.動き(継時変化)の解析 【木原 章】

基本機能を使った継時変化の数値化/マクロ機能を使ったスタック処理/移動軌跡の測定/移動軌跡の描写/継時画像を扱うための工夫

5.クールドCCDカメラによる蛍光顕微鏡画像解析の実際 【宇都宮弘美】

画像取り込みの実際/マルチカラー画像取得/連続画像取得/画像解析3次元画像

6.X線CT3次元画像の構築 【西川慶一】

X線CT3次元画像再構成の原理/Scion Imageを利用した3D-CT画像の構築/断面像の再構成

7.組織切片からの3次元構築 【岡本洋一】

サンプルの作製/画像を作る/位置合わせ/画像を開く/解析をする

第4章 ファイリング,出力テクニック

1.画像ファイルの整理法 【篠原大三】

画像管理ユーティリティ「Ulead Photo Explorer 6.0J」/多機能画像データベースソフト「MediaJuicer 0.6」

2.デジタル画像の加工と出力 【岡本洋一】

出力画像の圧縮/プリンターによる出力/フィルムレコーダーによる出力

付録

1.付録CD-ROMについて

2.収録ソフトの解説

定点観測画像記録システム「ListCam」 【石川 肇】

動体検知キャプチャシステム「MoDeCa」 【石川 肇】

天体画像処理ソフトウェア「StellaImage3(体験版)」 【(株)アストロアーツ】

サイエンス用汎用画像処理・解析ソフトウェア「IPLab」 【依光和夫】

デコンボリューションソフトウェア「IPLab Power HazeBuster」 【依光和夫】

生物学分野用画像解析ソフトウェア「Openlab2」 【内田和克】

3.NIH Image,Scion Imageメニュー一覧 【岡本弥生】

4.画像解析に役立つホームページ(URL)リスト

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無敵のバイオテクニカルシリーズ
改訂 遺伝子工学実験ノート 上巻
DNAを得る[取扱いの基本と抽出・精製・分離]

序  田村隆明

第1章 実験をはじめるにあたって 田村隆明

第2章 DNA取扱いの基本 田村隆明

1.汎用される実験機具/機械

2.溶液

3.DNAの取扱い

4.DNAの検出

5.DNAの濃縮

6.DNAの精製

第3章 大 腸 菌 (DNAを増やす準備) 吉田達士

1 はじめに

2.大腸菌の種類

3.大腸菌培養のための準備

4.大腸菌の培養

5.大腸菌株の保存方法

第4章 DNAを増やす  与五沢真吾

1.プラスミド

2.バクテリオファージ

第5章 酵素処理とサブクローニング(DNAを切ったりつなげたりする) 中太智義

1.酵素処理

2.サブクローニング

第6章 遺伝子ライブラリーの作製(遺伝子を捜す準備) 野村信夫 田村隆明

1.一般的なcDNAライブラリー作製法

2.ゲノムDNAライブラリー作製法

3.遺伝子ライブラリー使用法

第7章 電 気 泳 動(DNAを長さで分離する)

1.原理 田村隆明

2.アガロースゲル電気泳動 田村隆明

3.ポリアクリルアミドゲル電気泳動 小池千加

トラブルシューティング

付 録

1 よく用いられる試薬の組成

2 クローニングに使用する主なプラスミドとファージベクター

3 マスタープレート用台紙

4 主な制限酵素とその性質

5 DNA分子量マーカーの泳動パターン

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無敵のバイオテクニカルシリーズ
改訂 遺伝子工学実験ノート 下巻
遺伝子の解析[シークエンスからマイクロアレイまで]

第1章 PCR法(DNAを試験管内で増やす) 青木 務

1.PCR法の原理

2.プライマーのデザイン

3.耐熱性ポリメラーゼの選択

4.PCR反応の実際

5.PCR産物のサブクローニング

6.RT-PCR法

7.RACE法

8.そのほかのPCRの応用法

第2章 DNAシークエンス(遺伝子の配列を読む)

1.マクサム−ギルバート法 田村隆明

2.サンガー法(ジデオキシ法)  松浦 徹

3.オートシークエンサー(スラブゲルタイプ/Model 373Sについて) 松浦 徹

4.オートシークエンサー(ABI 310について)  小佐野薫

5.データ解析(ホモロジー検索)  与五沢真吾

第3章 プローブ作製法(遺伝子検出のアイテムをつくる) 小西慶幸

1.二本鎖DNAプローブ

2.末端標識

3.RNA プローブ

4.合成オリゴヌクレオチドプローブ

5.カラムの使用法

第4章 ゲノムDNAの解析(遺伝子の検出)

1.ゲノムDNAの調製 田村隆明

2.サザンハイブリダイゼーション 嶋田美穂

3.マイクロサテライトやSNPマーカーを利用したゲノム解析法 佐藤修正 田畑哲之

第5章 RNAの検出(遺伝子発現を検出する)

1.RNA実験について  田村隆明

2.RNAの抽出 青木 務

3.ポリA+RNAの精製  青木 務

4.遺伝子発現の検出法 青木 務

5.ABI 7700を用いたRNAの定量 黒光淳郎

第6章 DNAマイクロアレイ (ポストシークエンス時代の遺伝子発現解析) 関 直彦 吉川 勉

1.cDNAマイクロアレイの基礎知識

2.cDNAマイクロアレイの作製

3.標識cDNAの調製

4.ハイブリダイゼーションおよび洗浄

5.データ解析

トラブルシューティング

付 録(インターネットを利用した情報収集)

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意外に知らない,いまさら聞けない
バイオ実験超基本 Q&A

第1章  実験室に入る前の心がまえ

Q1 研究室のメンバー構成はどうなっている?

Q2 研究室で円滑に実験するためのルールは?

Q3 パソコンはどの程度使えればいい?

Q4どうして白衣を着なければならないの?

Q5実験にふさわしい身なりは?

Q6研究室では静かにするのが当たり前?

Q7実験室で靴を履き替えるのはなぜ?

Q8ラボ手袋はどんな時に使う?

Q9「コンタミ」とは?

Q10実験室の7つ道具とは?

Q11実験の引き継ぎをするときに便利な方法は?

その他,11項目

第2章  実験前に知っておくべき知識・考え方

Q23必ず対照(コントロール)実験を行う理由は?

Q24実験の「再現性」,「正確さ」とは?

Q25「混ぜる」ということの原理は?

Q26実験の原理を理解するコツは?

Q27ハイブリダイゼーションと抗原抗体反応の共通点は?

Q28実験を中断するタイミングはどうやって決める?

Q29実験を失敗したときの原因究明はどうする?

Q30試薬を混ぜる順番は?

Q31実験のスピードアップをはかるには?

Q32しばらく実験していなかったので不安です, どうしよう?

Q33「モル」の概念を理解したい!

Q34「濃度」と「絶対量」の使い分けはどうする?

Q35分子量,塩基対数はどうやって測定する?

Q36正しい「量」の単位を覚えたいのだけど?

Q37濃度の単位にはどんなものがある?

Q38簡単に単位換算をする方法を教えて!

Q39緩衝液ってなんですか?

Q40緩衝液は,略号だらけでよくわかりません?

その他,13項目

第3章  遺伝子実験操作のコツ

Q53正確なメスシリンダーの使い方は?

Q54キムワイプとティッシュの使い分けは?Q55試薬の分子量を知りたいのだけど?

Q56微量な溶質を使って溶液をつくるには?

Q57古い溶液に新しい溶液を混ぜても大丈夫?

Q58緩衝液を濃縮して保存するのはなぜ?

Q59濃塩酸でpHを調節したいのだけど危険?

Q60常に試薬の調製方法を一定にする理由は?

Q61タンパク質をうまく溶解するコツは?

Q62少量のバッファー交換をする簡単な方法は?

Q63液体を混ぜるときに気をつけることは?

Q64溶液の保存方法は?

Q65試薬の調製をするときの量の目安は?

Q66ガラス器具の正しい洗浄方法は?

Q67ピペッターの種類と正しい使い方は?

Q68マイクロピペットとガラスピペット,どちらが正確?

Q69 pHメーターとpH試験紙は,どう使い分ける?

Q70市販の血清が入っていたビンは再利用できる?

Q71使いやすいラベルの書き方は?

Q72たくさんのメーカーの試薬から一番良いものを選ぶには?

Q73キットを使って実験したのに失敗した! どうして?
コンタミにさよなら! 滅菌方法,無菌操作のコツ

Q74いろいろな滅菌法を教えて下さい.

Q75プラスチックチューブの使い分けと特徴を教えて!

その他,25項目

ゲノム関連最速キーワード解説

1 ゲノム,遺伝子,DNA

2 ゲノム→トランスクリプトーム→プロテオーム→メタボローム

3 バイオインフォマティクス

4 SNPs

5 RFLP

6 LOH

7 PCR法

8 ハイブリダイゼーション法

9 シークエンシング法(塩基配列決定法)

10 RI,化学発光,蛍光,スキャナー

11 ハイスループットスクリーニング(HTS)

12 GFPテクノロジー

その他,11項目

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ひつじ科学ブックス
新版 脳内物質が心をつくる
感情・性格・知能を左右する遺伝子

第一講 気分を規定する遺伝子

喫煙−タバコの濫用/喫煙習慣とモノアミン

モノアミン−ニコチンは脳にいく/nAchR(ニコチニック・アセチルコリン受容体)/どうしてタバコを吸うのでしょうか

ドーパミン−ドーパミンの産生経路/ドーパミン・トランスポーター(DAT)

ドラッグ−覚醒剤

気分障害−気分と遺伝子/気分障害/気分とモノアミン

第二講 性格・行動と遺伝子

遺伝性びっくり症候群−びっくり病/びっくり病の遺伝子/グリシン受容体の役割/遺伝子導入実験/びっくり病変異でチャネルの性質が変化する/細胞で遺伝病を再現する

不安−不安神経症

強迫神経症−薬物の効果/GABA受容体/不安のメカニズム/強迫のメカニズム

攻撃性−MAOA(モノアミン酸化酵素A)

性格−パーソナリティーとセロトニン

注意不足−D4受容体

第三講 記憶と遺伝子

ワーキングメモリー−記憶の再現/記憶はどこに貯えられていたか

精神分裂病−記憶の研究についての歴史

ノックアウトマウス−マウスを使った遺伝子によるアプローチ/ノックアウトマウスを用いた研究

NMDA受容体−LTPとNMDA受容体/NMDA受容体改変マウス/環境が学習を支える

情報伝達と記憶−情報伝達分子/ノックアウトマウスで記憶を探る/サイクリックAMPによる転写調節

第四講 知能と遺伝子

アルツハイマー病−原因遺伝子アポE/アポE多型/遺伝子頻度とハーディー・ワインベルクの法則/知的機能とアポE

IQ−発達性難読症/IQの話

運動能力−運動能力と遺伝

第五講 精神遅滞と遺伝子

染色体と遺伝子の異常−染色体異常

ダウン症−脆弱X症候群

トリプレットリピート−トリプレットリピート病/獲得形質の遺伝/トリプレットリピートの難問/リピートは優性に遺伝する

てんかん

遺伝子変異と精神遅滞−奇妙な精神遅滞/遺伝子異常/目標は高く

第六講 神経細胞の再生

神経の分裂−脳の神経細胞は再生するのだろうか?/反論もある

幹細胞−神経幹細胞/倫理

学習と神経再生−学習が神経細胞を増やす/ランニングのあと/脳の再構築/脳の可塑性

現実に戻る−脳科学の未来/私たちができること

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わかる実験医学シリーズ
シグナル伝達がわかる

概論

シグナル伝達の流れをつかもう (秋山 徹)

1.チロシンキナーゼ

2.GTP結合タンパク質

3.MAPキナーゼカスケード

4.イノシトールリン脂質

5.転写制御

基本編

【T.細胞内シグナル伝達主要経路の役者たち】

第1章 チロシンキナーゼ:細胞外刺激を細胞内シグナルへ変換する装置 (浜口 道成)

1.チロシンキナーゼとは

2.PTKとシグナル伝達系

3.受容体型チロシンキナーゼのシグナル伝達

4.非受容体型チロシンキナーゼのシグナル伝達

5.最後に:ヒトゲノム解析完了の時代を迎えて

第2章 GTP結合タンパク質のシグナル伝達における役割 (服部 成介)

1.三量体Gタンパク質ファミリーとその標的因子

2.Small GTPase

3.シグナル伝達全体像の理解に向けて

第3章 MAPキナーゼシグナル伝達系の制御と役割 (森口 徹生)

1.MAPKファミリー分子

2.MAPKファミリー分子の制御機構

3.MAPKファミリー分子の機能

第4章 イノシトールリン脂質:膜を介するシグナル伝達の要 (福井 泰久)

1.細胞内シグナル伝達の概念の変遷

2.イノシトールリン脂質の構造と役割

3.イノシトールリン脂質の代謝

4.PI(4 5)P2の役割

5.3'-リン酸化イノシトールリン脂質の役割

第5章 シグナル伝達による転写因子制御の分子メカニズム (加藤 茂明)

1.転写制御の分子メカニズム

2.シグナル伝達による転写制御因子の活性化

【U.生命現象からシグナル伝達を理解しよう】

第1章 アポトーシスのシグナル伝達 (鎌田 真司)

1.アポトーシスとは

2.アポトーシス実行を担う重要分子

3.アポトーシスのシグナル伝達

4.細胞ストレスからcaspase活性化までのシグナル伝達

第2章 癌抑制遺伝子とシグナル伝達 (秋山 徹)

1.癌抑制遺伝子とは

2.p53遺伝子

3.Rb遺伝子

4.APC遺伝子

第3章 細胞接着・細胞運動のしくみとシグナル伝達 (矢野 元 佐邊 壽孝)

1.細胞接着と細胞内シグナル発生のしくみ

2.インテグリンシグナルによる細胞運動の制御

3.今後の展望−接着・運動シグナルの全体像の理解をめざして

第4章 細胞周期の基本的機構とシグナル伝達 (豊島 秀男)

1.細胞周期の制御機構の基本

2.細胞周期の負の制御因子:CDKインヒビター

3.CDKインヒビターと細胞増殖および細胞分化の制御

4.p16−サイクリンD1−RBシグナル経路

5.生命現象と細胞周期制御研究のこれから

第5章 形態形成機構の細胞内シグナル伝達機構 (常泉 和秀 多羽田 哲也)

1.モルフォゲン(形原)による形態形成

2.HHのシグナル伝達機構

3.DPPのシグナル伝達機構

4.相互作用による制御機構

トピックス編

1 多面的,多機能p53ファミリー分子のシグナルカスケード (井川 俊太郎)

1.多面的な抑制遺伝子p53およびそのファミリー遺伝子

2.p53ファミリー遺伝子の構造

3.p53ファミリー遺伝子のシグナリング

4.p53ファミリー遺伝子と癌

5.p53ファミリー遺伝子の機能

6.将来への展望

2 ユビキチン-プロテアソームシステムによるシグナル分子の量的制御機構 (松本 雅記 北川 雅敏)

1.ユビキチン-プロテアソームはシグナル伝達を制御する

2.ユビキチン-プロテアソーム依存性タンパク分解システム

3.ユビキチン-プロテアソーム系の特異性を担うユビキチンリガーゼ

4.SCFユビキチンリガーゼの多様性

5.癌に関与するユビキチンリガーゼ

3 イオンチャネル型グルタミン酸受容体のリン酸化による制御 (手塚 徹)

1.グルタミン酸受容体の分類および分子構造

2.NMDA型受容体チャネルのリン酸化による制御

3.AMPA受容体チャネルのリン酸化による制御

4 生存シグナル研究の新展開 (増山 典久 後藤 由季子)

1.アポトーシスシグナルと生存シグナル

2.Bcl-2ファミリーによる生死の制御

3.IAPファミリーによるアポトーシス抑制

4.PI3キナーゼ/Akt経路による生存維持

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わかる実験医学シリーズ
細胞周期がわかる

<概論>

細胞周期という名のエンジン−その精緻なメカニズムの探究 (中山敬一)

1.これまでの研究で何がわかったのか?

2.周期と非周期

3.細胞周期制御の立て役者はタンパク質リン酸化酵素だった

4.ユビキチン依存性タンパク質分解がサイクリンの周期性を生み出している

5.ドミノ倒しのストッパー:チェックポイント

6.何がわかっていないのか

<基本編>

第1章 サイクリンの周期的発現による細胞周期制御 (小林英紀)

1.CDK活性制御におけるサイクリンの役割

2.サイクリンの分解とその制御のしくみ

3.細胞周期におけるサイクリンの周期的発現と機能

4.サイクリン−CDK機能の進化的考察:動物細胞と酵母細胞との比較

第2章 サイクリン依存性キナーゼ(CDK)の活性制御機構 (千葉櫻 拓)

1.サイクリン依存性キナーゼとは

2.CDK活性制御機構の基本から最近の動向まで

3.CDK活性制御機構研究の最近の注目ポイント

4.今後の研究の展望

第3章 CDKインヒビターの機能と発現調節 (中山啓子 中山敬一)

1.CKIクローニングの歴史

2.ノックアウトマウスの作製によるCKIの機能解析

3.CKIの発現調節機構

4.今後の研究の展開

第4章 チェックポイントの分子機構 (中西 真)

1.チェックポイントの概要

2.テロメア長短縮と細胞老化

3.DNA傷害チェックポイント

4.DNA複製チェックポイント

5.スピンドルチェックポイント

6.機能解析と臨床応用の可能性

第5章 S期における染色体DNA複製の制御 (正井久雄)

1.DNA複製のセントラルドグマ

2.DNA複製の開始

3.DNA複製の開始と進行を司る役者たち

4.DNA複製の制御点

5.細胞周期進行に厳密に連動したDNA複製の制御機構

6.DNA複製の異常と疾患

第6章 染色体分配のメカニズム (朝長 毅 柳田充弘)

1.いかにして染色体を正確に娘細胞に分配できるか?−染色体分配のための主要な3つのしくみ

2.動原体微小管による染色体(動原体)の捕獲

3.姉妹染色分体間結合とその解除

4.染色体凝縮

5.染色体分配制御機構の解明に向けた今後の課題

第7章 動物卵の減数分裂周期制御 (佐方功幸)

1.減数分裂過程の概略

2.卵形成と卵成熟の過程にみられる現象

3.第1次〔Pro-I(G2)〕停止とその解除

4.MI/MII転移(S期省略)のしくみ

5.減数分裂の再停止(第2次停止)のしくみ

6.減数分裂再停止の解除

第8章 RBとp53−細胞周期の異常による癌化のしくみ (田矢洋一)

1.細胞周期と癌とをつなぐRBタンパク質とp53

2.RBタンパク質

3.p53

4.細胞癌化の基本経路:RB経路とp53経路

<トピックス編>

1 SCF複合体型ユビキチンリガーゼによる細胞周期制御  (畠山 鎮次)

1)SCF複合体型ユビキチンリガーゼと関連分子

2)p27Kip1分解はいかに制御されているか

3)サイクリンE分解はいかに制御されているか

4)Skp2ノックアウトマウスにおける染色体数増加と中心体複製異常

2 APC/Cの活性調節にかかわる分子メカニズム (小谷 秀示)

1)APC/Cの活性化

2)APC/C機能の抑制

3)APC/Cの時間的,空間的制御

3 チェックポイント制御の立役者Chk1とChk2 (高井裕之 本山 昇)

1)Chk1とは

2)Chk2(Cds1)とは

3)Chk1 Chk2はCdc25を抑制する

4)Chk1はM期への進行を抑制する

5)Chk1 Chk2はp53の発現量を調節する

4 染色体DNA複製を制御するライセンス化因子 (西谷秀男)

1)1細胞周期に1回のみの複製制御

2)複製のライセンス化と再複製抑制制御

3)分裂酵母からの再複製抑制機構の知見−新たなライセンス化因子Cdt1

5 p27Kip1発現レベルを調節する新しい因子Jab1 (加藤 順也)

1)p27の多彩な制御とJab1の役割

2)Jab1によるp27の制御

3)p27以外のJab1の標的

4)Jab1とCOP9シグナロソーム

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実験医学バイオサイエンスシリーズ
新 細胞増殖因子のバイオロジー

1.細胞増殖因子研究の流れ−過去・現在そして未来へ

細胞増殖因子とは

細胞増殖因子研究の黎明期:CohenとEGF−1960年代まで

傷害反応説の衝撃:動脈硬化と増殖因子−1970年代

癌と増殖因子−1980年代

生体機能の解明から臨床応用へ−1990年代

2.細胞増殖因子はどのようにして働くか

増殖因子と細胞のさまざまな応答

自己分泌と傍分泌,接触分泌

増殖因子のレセプターとその構造

チロシンキナーゼ型レセプターが活性化するしくみ

チロシンキナーゼ型レセプターのシグナル伝達機構

増殖因子シグナルの停止機構

増殖因子を再分類する

3.増殖因子のプロフィール

血小板から得られた増殖因子:PDGF

ヘパリン結合性増殖因子:FGF

肝臓の再生因子:HGF

細胞増殖抑制因子:TGF-β

4.増殖因子の機能異常と疾病

血管と増殖因子

骨の形成を誘導する因子BMP

損傷修復と増殖因子

5.増殖因子の臨床応用

増殖因子を臨床に応用するために

増殖因子の作用をどう抑えるか?

6.増殖因子研究−21世紀の挑戦

増殖因子:期待される今後の展開

ポストゲノム時代における増殖因子

再生医療に向けて

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未完先祖物語
遺伝子と人類誕生の謎

本書の序として (井川洋二)

1. 先祖の数の問題

緒言/受精卵から新生児まで:2の累乗で増えていく細胞数増加の驚異/先祖の数が急速に増えすぎるという当座の問題/先祖の数は必ずしも増え続けず、ときに減少し続けることもあるという事実/ゲノムDNAの大半は"junk"である/先祖であった故人とそうでなかった故人との遺伝的違い

2. 動物は複数の細菌の細胞内寄生から始まった

ガイヤとルドルフ・ウィルヒョウ/ルドルフ・ウィルヒョウとドイツの歴史/われわれの究極の先祖と直接の先祖/細胞内小器官の由来は/パンアニマリア・ゲノムとゲノム倍数体化/ヒトとハツカネズミに宿るカンブリア紀の遺伝子

3. 脊椎動物が脊椎動物たる理由

脊椎動物のユニーク遺伝子/MHC抗原と4:2:1法則/脊椎動物のユニーク遺伝子の本当の由来/自己か雑種か?! 脊椎動物亜門創世期の四倍体化

4. 人類の由来、ジャワ原人、北京原人、そしてネアンデルタール人の話

霊長類の起源/大型類人猿とアウストラロピテクス/ホモ属の原種の発見およびホモ・エレクタスが発見した石器と火の利用/スワンスコンブ、スタインハイム頭蓋とネアンデルタール人/ネアンデルタール人とわれわれ新人/ロシアの文豪プーシュキン、フランスの文豪デュマに学ぶ教訓/考古学者が確立した人類誕生に関する既成概念/既存概念を震撼させたタンパク質の比較知見/ブルドッグとボルゾイが教える考古学者への教訓

5. ヒトとチンパンジーはウマとロバよりも近縁であるという事実

タンパク機能に必須な活性部位の温存と遺伝子重複による進化/種間アミノ酸配列差は機能的に無意味であるという事実の認識/分子進化中立説の台頭と分子時計概念の設立/チンパンジーはヒトの近親でゴリラの遠縁にすぎないという事実/ウマ(馬)とロバ(驢馬)の起源/ウマとロバよりもヒトとチンパンジーの方が近縁であるという事実

6. ミッシングリンクを探す癖と先祖でありえないものまで先祖としたがる癖

サルとヒトとの違いは・・・/いわゆる"ミッシングリンク"に固執したチャールス・ダーウィン

7. ヒトをヒトたらしめたごく少数の突然変異

緒言/中立突然変異と生ける化石/俗にいう突然変異とは違った迅速なDNA塩基配列の変化/アフリカ・ヴィクトリア湖チクリッド魚の電撃的進化と家畜化後に起こった動物各種のやはり電撃的進化/たまにみる一アミノ酸置換の発揮する脅威的影響力/ヒトをヒトたらしめた突然変異を求めて

8. ミトコンドリアの遺伝法則

分子考古学の泣きどころ/ネアンデルタール人と洞窟熊のミトコンドリア遺伝子の塩基配列決定/ミトコンドリアの母系遺伝/一世代あたり一人しかミトコンドリアの祖先はいないという事実と現存のミトコンドリアはそれぞれ種の開祖イーヴズの一人一人まで遡るという事実/およそ近親でない二個体が全く塩基配列の一致したミトコンドリアをもつ可能性/ロシアのロマノフ王朝について

「先祖物語」のエンディング

エピメテウス的進化の話 (大野 翠)

解説:未来への遺産"オオノ進化論" (高畑尚之)

両親の両親の・・・/遺伝子の親の親を辿ると・・・/ウマとロバの問題に潜む進化の謎/ダーウィニズムに対する評価/ガイヤの概念を支持するオオノ進化論

あとがき (大野 翠)

一九九八年・明暗の年/一九九九年・闘病-毅然として/最後-従容として逝く

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実験医学バイオサイエンスシリーズ
新 転写制御のメカニズム

1.転写と転写制御の概要

RNAポリメラーゼ

polII系遺伝子のプロモーター構造

特異的転写開始に必要な基本転写因子

polIIの基本転写因子

polII系遺伝子の転写開始機構

多機能因子TFIIH

転写にはすべての基本転写因子が必要か

転写伸長から終結へ

polI系における転写制御機構

polIII系遺伝子の転写

遺伝子をどのRNAポリメラーゼで転写するかは何で決まるか

2.基本転写因子TBPと関連因子TAF

TATAボックスに結合する因子

TATA結合タンパク質(TBP)の構造と機能

TBP関連因子:TAF

転写系におけるTBPの普遍性

TBPの普遍性に関する疑問

TBPは多機能因子

3.転写制御メカニズムと転写制御因子

プロモーターからの転写効率は制御される

エンハンサー

転写制御因子の構造とDNA結合能

転写効率はいかに変えられるか

転写因子の機能発揮メカニズム

転写の特異性を司るもの

転写のコファクター

4.生命現象と転写制御因子

制御転写にグローバルに関わる因子

発生・分化に関わる転写制御因子

機能と反応性の維持

疾患に関わる転写因子

シグナル伝達と細胞の癌化

5.転写装置超構造と転写の核内統御

転写制御因子は巨大複合体として機能する

クロマチンの構造変換

クロマチン上での転写制御

転写共役と転写の場

6.転写制御研究のこれから

古細菌を使った転写制御研究からわかること

転写機構研究が抱える問題

おわりに:ポストゲノムの世紀が始まる

付 録

付録1 転写研究ミニ年表

付録2 転写因子リスト

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バイオサイエンス研究留学を成功させる
とっさに使える英会話
留学先のラボ・国際学会でそのまま使えるフレーズ集

はじめに

付録CDの使い方/本書表記の注意点

本書とCDの対応一覧

第1章 留学先での英会話

1-1 留学関連 キーワード集

学部・学科の名称/授業/図書館/学務/学内の名称/生活・公共

1-2 留学先での英会話フレーズ集

1.自己紹介と最初と最後の会話/2.ボスとの面談・相談をスムーズに/3.事務室での会話/4.図書館での会話/5.食事の誘い方など/6.授業関連での会話

第2章 研究室内での英会話

2-1 研究室内 キーワード集

実験器具/実験用語/論文関連/部屋/工具/文具

2-2 研究室内 実地英会話

1.物の場所をきく/2.やり方をたずねる/3.お願いする/4.許可を得る/5.提案する/6.セミナーや進行状況に関して/7.電話の決まり文句/8.論文,共同研究に関する会話/9.実験の計画

2-3 実験操作に関する英会話

1.試薬の調整/2.汎用機器の使用/3.ゲル解析/4.遺伝子操作/5.細胞の培養など/6.顕微鏡操作

第3章 セミナー・国際学会での英会話

3-1 発表を始める前に

1.あいさつ/2.器具類の調整

3-2 発表する

1.データの提示/2.本題の説明/3.実験の説明/4.結果の説明/5.結論・考察の説明/6.謝辞/7.緊急事態

3-3 質疑応答

1.質問する/2.質問に答える

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博士号とる?とらない?徹底大検証!
あなたが選ぶバイオ研究人生

第1部 大学院博士課程に進学すべきか?

第1章 お手紙にみる バイオ研究者の人生問題

第2章 博士課程進学は損か得か?

第3章 末は博士か? 博士は末か?

第2部 博士号取得への道

第4章 博士号取るには 論文何報必要?

第5章 バイオ研究人生は20代で決定、30代で発展、 40代は持続、 50代で総括

第6章 理・農・工・薬学部卒業者の博士号への道

第7章 医学部・歯学部卒業者の博士号への道

第8章 企業研究者・社会人・主婦・中高卒者の 博士号への道

第3部 博士号取得後の夢と現実

第9章 ポスドク:国内もあれば海外もあり

第10章 あこがれの研究員や大学教官になれて ハッピーエンド?

第11章 バイオ修士・博士・医師の新しい職業 ……実験科学者はもういらない?

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先端のゲノム医学を知る
SNP解析・マイクロアレーによる創薬とオーダーメイド医療

第1章 体系的遺伝子多型解析

1-1 ゲノムとは

1-2 遺伝子とは

1-3 ゲノムと遺伝子の関係

1-4 各細胞で働いている(発現している)遺伝子の数

1-5 遺伝子多型

1-6 病気と遺伝子

1-7 疾患発症に対する危険因子と決定因子

1-8  ゲノム研究と病気

1-9  SNPの分類と意義

1-10 SNPを利用した病気関連遺伝子の発見法

1-11 アソシエーション(関連)法−Association Study

1-12 アソシエーション法を行うための理論的根拠=連鎖不平衡

1-13 罹患同胞対法

1-14 病気関連遺伝子絞込み可能な範囲

1-15 病気関連遺伝子を特定するために必要な患者サンプル数

1-16 薬剤応答性とSNP

1-17 SNPと薬剤の副作用

1-18 SNPと倫理問題

1.SNP同定プロジェクト

2.大量・高速遺伝子多型タイピングの展望

(1)インベーダー(Invader)法

(2)Sniper法

(3)MALDI-TOF/MS法

第2章 DNAマイクロアレー・DNAチップ技術

2-1 DNAマイクロアレー・DNAチップ技術

2-2 DNAマイクロアレーとDNAチップの作製

2-3 DNAチップ,DNAマイクロアレーによる多型情報解析

2-4 DNAチップ,DNAマイクロアレーによる発現情報解析

2-5 体系的発現情報解析の医学的・薬学的意義

2-6 微量サンプルからの体系的発現情報の解析

2-7 細胞内の染色体(部分)のコピー数を調べるためのマイクロアレー解析

2-8 ゲノム研究における基礎研究と臨床研究とのあり方

第3章 エビデンスに基づく治療法の開発

3-1 病気関連遺伝子(産物)を標的とするエビデンスに基づく創薬

3-2 癌に対する分子標的治療法の開発

3-3 新規薬剤のスクリーニング法

3-4 遺伝子治療法

3-5 癌に対する遺伝子治療

3-6 細胞療法

3-7 抗生物質耐性菌に対する新規抗生物質開発の戦略

おわりに

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実験医学バイオサイエンスシリーズ
新 細胞周期のはなし

1.ようこそ細胞周期の世界へ

細胞周期とは

減数分裂とは

細胞周期研究の実験材料

2.細胞周期エンジンとブレーキ

細胞周期エンジン:cdc2キナーゼ

G2/M期制御のしくみ

出芽酵母のサイクリン

分裂酵母のサイクリン

哺乳動物(ヒト)およびウイルス由来のサイクリン

何台も回っているヒトの細胞周期エンジン

ブレーキの役目を果たすCKI

3.周期的発現のしくみ

細胞周期関連タンパク質の周期的発現

酵母におけるG1/S期をピークとした周期的発現制御

フィードバック制御

Swi5による制御

ヒトG1/S期での周期的発現

4.周期的分解のしくみ

周期的な分解の原理

多彩なE3

出芽酵母のSCFとAPC/C

リン酸化の効果は逆に作用する

分裂酵母のSCFとAPC/C

5.なぜDNA複製は一度しか起きないか

遺伝情報の正確な伝達

核に働きかける2つの状態

複製ライセンス化仮説

DNA複製のしくみ

真核生物のDNA複製に関わる因子

複製開始のしくみとオリジン

1回しかDNA複製が起きないわけ

6.チェックポイント制御

チェックポイントとはなにか

DNA傷害チェックポイントのシグナル伝達

出芽酵母のS/Mチェックポイント制御

ヒトのS/Mチェックポイント制御

指令を無視した"適合"現象

7.M期の制御メカニズム

染色体の分配は短時間で行われる

M期をめぐる5つの過程

中心体サイクル

染色体の構造(クロマチン)

染色体分離のしくみ

紡錘体形成チェックポイント

8.M期脱出

タンパク質の脱リン酸化によるリセット

M期脱出に必須な脱リン酸化酵素Cdc14

M期脱出を制御する諸因子

M期脱出のためのシグナル伝達経路

9.細胞周期と癌

細胞周期の異常から癌化へ

p53経路を介する発癌

ATMとDNA傷害チェックポイント

Rb経路を介する発癌

2つの経路をつなぐARF

ARFはMdm2をp53から引き離して核小体へ運びこむ

染色体の不安定性が癌の特徴である

チェックポイント異常と癌研究

付 録

主要な細胞周期関連遺伝子リスト(出芽酵母・分裂酵母・ヒト)

出芽酵母,分裂酵母,哺乳動物(ヒト)の間で異なる名前をもつ

相同遺伝子産物の対応表

細胞周期研究の方法論

細胞周期研究において用いられる主な試薬の特徴と用途

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ひつじ科学ブックス
驚異のウイルス
人類への猛威と遺伝子が解く進化の謎

はじめに

● プロローグ

第一章 ニワトリが消えた日
1 ニワトリ小屋の異変

2 子供の不審な死

3 ウイルスとの開戦−調査チーム香港入り

4 失われた六名の命

5 ニワトリせん滅作戦

6 その後の追跡調査と果たされなかった誕生祝い

第二章 ウイルスの遺伝子戦略

1 第一の遺伝子戦略

2 反逆する遺伝子

3 動物の遺伝子を食するウイルス−強毒への変身

4 種の壁を乗り超える"遺伝子連合"

第三章 森から出現したウイルスたち

1 アフリカの嘆き−甦るウイルス

2 アジアの異変

3 アメリカ大陸に生息するウイルス

4 世界に広がるウイルスファミリー

第四章 ウイルスの起源と進化の謎

1 遺伝子の旅立ち−RNAワールド

2 遺伝子が語るウイルス−太古からのメッセージ

3 遺伝子の乗り物−ウイルスの形づくり

4 生物進化の道のり−ウイルスは語る

● エピローグ

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バイオ研究イラストマップ
研究テーマ別の重要因子と要点がすぐわかる

第1章 細胞生物学

A 細胞内シグナル伝達 (吉田 真太郎)

関連因子

概略図

[1] 二次メッセンジャーによるシグナル伝達系

[2] セリン/スレオニンキナーゼレセプターによる細胞内シグナル伝達系

[3] チロシンキナーゼによる細胞内シグナル伝達系

[4] 細胞接着因子を介したシグナル伝達系

[5] 細胞死のシグナル伝達系

[6] Notchレセプターによるシグナル伝達系

◆ まとめ

B サイトカイン・増殖因子 (根津 雅彦 成清 道博 佐々木 博己)

関連因子

概略図

● サイトカインの生物学的機能の特徴

● サイトカインレセプターの構造と分類

[1] 狭義のサイトカインと造血因子およびそれらのレセプター

[2] チロシンキナーゼ型レセプターとそのリガンド

[3] TGF-βスーパーファミリー

[4] TNF,IFNとそのレセプター

[5] ケモカインとそのレセプター

● サイトカインの高次生命現象における働き

◆ まとめ

C 細胞周期 (桑原 勝孝)

関連因子

概略図

[1] サイクリンとCdk

[2] Cdkのリン酸化による調節

[3] 細胞周期を制御する遺伝子と関連タンパク質

[4] CdkとE2F,Rb

[5] ユビキチンによる細胞周期の制御

[6] 細胞周期と癌

◆ まとめ

D 細胞接着と運動 (佐々木 ひと美)

関連因子

概略図

[1] 細胞-細胞間接着

[2] 細胞-細胞外マトリックス間の結合

◆ まとめ

E 転写 (佐々木 博己)

関連因子

概略図

[1] RNAポリメラーゼ

[2] 基本転写因子

[3] 転写開始と伸長の基本メカニズム

[4] 染色体からの転写調節機構

[5] 転写とその他の核内反応との共役

◆ まとめ

F DNA複製・修復 (桑原 勝孝)

関連因子

概略図

[1] DNA複製の開始

[2] ライセンス化機構

[3] DNA鎖の伸長

[4] 塩基除去修復

[5] ヌクレオチド除去修復

[6] ミスマッチ修復

[7] 相同組換えと非相同組換え

[8] 癌とDNA修復異常

◆ まとめ

G タンパク質合成 (吉田 真太郎)

関連因子

概略図

[1] mRNAの構造

[2] tRNAの合成

[3] リボゾームの機能とペプチド合成

[4] タンパク質の二次・三次構造

[5] 分泌タンパク質および膜タンパク質の小胞体への移動

[6] 膜タンパク質の膜内への配置

[7] ジスルフィド結合

[8] タンパク質への糖鎖付加

◆ まとめ

第2章 高次生命現象

A 発生と分化 (吉田 真太郎)

関連因子

概略図

[1] 受精による卵の活性化

[2] 三葉形成

[3] 器官形成

◆ まとめ

B アポトーシス (桑原 勝孝)

関連因子

概略図

[1] アポトーシス誘導の機構

[2] Fasを介したアポトーシス誘導の機構

[3] TNFRを介したアポトーシス誘導の機構

[4] ストレスによるアポトーシス

[5] 生存シグナル伝達とアポトーシス

[6] 癌とアポトーシス

◆ まとめ

C 老化 (青柳 一彦)

関連因子

概略図

[1] 早老症の原因遺伝子とその機能

[2] フリーラジカルの細胞障害性と老化

[3] 細胞の有限分裂性

[4] 個体老化の多様性

[5] 個体老化のモデル

◆ まとめ

第3章 疾患と遺伝子

A 生活習慣病(成人病)I− 癌 (佐々木 博己)

関連因子

概略図

[1] 癌遺伝子

[2] 家族性腫瘍の原因遺伝子(癌抑制遺伝子)

[3] 非遺伝性の腫瘍で不活性化される遺伝子

[4] 固形腫瘍でみられる染色体欠失領域

[5] 造血器腫瘍と固形腫瘍で見つかる染色体異常

[6] 癌抑制遺伝子のメチル化による発現抑制

[7] 癌関連ウイルスおよび細菌

[8] 癌関連遺伝子の機能

◆ まとめ

B 生活習慣病(成人病)II−高血圧・糖尿病・高脂血症・肥満・動脈硬化性疾患 (上田 哲也)

関連因子

概略図

[1]

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医学・生物学研究者のための
ホンネのアメリカ留学マニュアル
金とボスで,つまずかないための必勝法

★ はじめに

1. 準備編−留学する前にこれだけは押さえておく

1-1 自分自身の現状を把握する

留学の機は熟しているのか?

1-2 研究室選びの落とし穴

小ボス制度に組込まれると.../あなたを雇う側の考え方は?

1-3 金銭感覚を身につける

3年間の授業料は1500万円以上!?/NIHの給与(stipends)基準は?/アメリカのポスドクの出身地とボスの悩み

1-4 最低限の生活の目処がたってから契約する

貯金1000万円での研究期間は?/海外から日本の財団の奨学金を獲得するのは難しい

1-5 フェローシップ・海外留学助成金の獲得−その傾向と対策

日本の海外留学助成金/アメリカのフェローシップとは?/フェローシップの選び方/アプリケーションフォームの書き方

1-6 留学先を決めたあとに必要な知識

研究生活をスムーズに開始するために必要な知識と日本で済ませておくべき手続き12カ条

2. 生活編 −留学生活の実態

2-1 留学生活に必要な金額は?

アメリカの研究者は貧乏?/ポスドクの給与では生活が成り立たない?/まずは引越しについて考えてみましょう/生活環境と家賃について考える/食費,生活費について考える/必ず留学先のボスと給料の条件について交渉する

2-2 無駄な税金を払わないための必勝法

あなたはアメリカ居住者,非居住者?/JあるいはQビザで入国後,はじめの2年間ですべきこと/JまたはQビザからHビザにかわると,二重身分になる/入国3年目以降の税金申告/居住者としての「フォーム1040」の作成方法/申告書提出期限の延長/IRSによる税務調査と所得税申告に対する時効/州・市税について/会計士の利用

2-3 アメリカ滞在を延長する手続き

入国ビザと滞在資格の違い/アメリカに居ながらアメリカ入国ビザの更新をする

3. サバイバル編 −留学生活サバイバル術

3-1 留学で成功する秘訣は?

留学での成功とは?/留学先の選び方/留学前にしておくべきこと/留学先での研究の進め方/留学に成功していた人々の共通点/留学に失敗する人々/運も重要!?

3-2 アメリカのラボのしくみ−処世術とトラブル対処法

良いことづくめの留学などありえない/アメリカでのラボとは−日本との違いは何か?/アメリカの研究者の目標/研究費について/ボス=PIはラボの顔/ラボで働く人を見ればラボの現状が見えてくる/アメリカの設備は日本に比べて最新のモノが揃っているか?/ラボで研究する研究者はどんな状況か.日本との違いは何か?/ラボの中での処世術=サバイバル術

3-3 失敗したときの研究室移動術

留学先の研究室の実態はわからない!?/最後の手段,研究室の移動/留学先決定失敗談 B君の例/研究室の辞め方に失敗したC君の例/アメリカでの就職活動/ボス側の事情/アメリカの研究室を見てまわるコツ

3-4 ラボの移動術−イギリスの真実とアメリカへの脱出

イギリスのラボも日本,アメリカと変わらない?/イギリス人気質/ビザの問題/イギリスの研究室にいる利点/引越しについて

3-5 給料アップのためのボスとの交渉術

給料交渉術/給料アップを勝ち取るために

3-6 研究室トラブル解決マニュアル

実験計画の変更/研究室を移動する時の問題/給与不払い/トラブル解決策の原則

4. 帰国編−帰国の際に必要な事務手続き

アパートの解約/郵便局/銀行口座を閉じる/子供の学校/転出届け/アメリカと日本の免許証/日本での税金申告と帰国後の扶養手当

★ 資料編

I.国内の主な海外留学助成金

II.留学中

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実験医学バイオサイエンスシリーズ
生物時計のはなし
サーカディアンリズムと時計遺伝子

1.生物時計とは

生物の中のさまざまな自転

遺伝的に組み込まれているリズム機構

行動で測る生物時計

生物時計の基本モデル

生物時計関連ホームページ

2.体内時計の壊れたハエ

ショウジョウバエPeriodの発見

[1]体内時計が狂ったperiod株

[2]per mRNAの発現は日周的に変動する

[3]Periodタンパクも24時間周期でサイクル発現を繰り返す

Periodの制御とサイクル発現

[1]サイクル発現には正常Periodタンパクが必要

[2]PAS領域仮説

[3]TimelessがPeriodのお相手

[4]periodの脳内発現部位と日周行動を規定する中枢

PeriodとTimelessを制御するさまざまな因子

[1]思いがけないショウジョウバエClockの発見

[2]Per-TimとClock-BMAL1の密接な関係

[3]cycはショウジョウバエBMAL1であった

[4]dCryはサーカディアンリズム特異的光受容体か?

[5]Double-timeはPeriodをリン酸化する

フィードバックループモデルとジキル・ハイド氏
periodのThr-Glyリピートと他の生理機能

[1]per遺伝子の2つの領域と求愛行動

[2]Thr-Glyリピートは温度補償性に関わる

3.生物時計は脳が支配する

哺乳類生物時計の中枢はSCN

哺乳類生物時計の振動体構成分子を探せ

[1]哺乳類最初の時計遺伝子clockの発見

[2]哺乳類Period遺伝子の発見とその多様性

[3]線維芽細胞を使った画期的な実験

[4]哺乳類フィードバック転写の新型モデル

[5]CLOCK-BMAL1複合体の重要な働き

哺乳類Timelessをめぐるさまざまな議論

マウスCryも振動体構成分子である

哺乳類におけるperリピート配列

4.植物やバクテリアにもある生物時計

植物も時間を測っている

植物の生物時計研究

[1]サーカディアンリズムの発見は植物から

[2]リズム変異株を得るために

植物のさまざまな時計制御遺伝子

[1]光合成に関わる時計制御遺伝子

[2]光合成に直接関与しない時計制御遺伝子

[3]推定RNA結合タンパク質

サーカディアン発現制御のメカニズム

[1]まずはシスエレメントの同定から

[2]いろいろな転写因子が時計を制御する

時計の光同調化

[1]植物はさまざまな光に対応できる

[2]光受容体としてのフィトクロムとクリプトクロム

[3]花成誘導と光シグナル

[4]植物から動物へ広がる光受容体研究

アカパンカビの生物時計

[1]アカパンカビの生活環と時計変異株の探索

[2]代謝変異株に多い時計変異

[3]アカパンカビ時計遺伝子FRQの解析

[4]"盲目"変異株WCの発見

[5]時計機能と光信号伝達

[6]アカパンカビのネガティブフィードバック時計制御機構

シアノバクテリアの生物時計

[1]形質転換体を用いたリズム変異株の単離

[2]生物時計遺伝子群kaiA B C

[3]シアノバクテリアの細胞内フィードバックループ

下等動物の生物時計

[1]ゴニオラックスの生物発光リズム

[2]クラミドモナスの走光性と細胞分裂のサーカディアン制御

[3]ミドリゾウリムシの時計の細胞内相互作用

5.生物時計と医学

リズムと睡眠

[1]睡眠の必要性とその中枢

[2]睡眠と覚醒に関わる脳領域

[3]睡眠異常症ナルコレプシー

[4]睡眠リズムと温度

生物時計は体内にいくつある?

[1]ショウジョウバエの日周行動と主時計説

[2]太陽光説の登場

[3]哺乳類における網膜外光受容体と多時計説

[4]哺乳類における主時計説

メラトニン分泌リズムと調節因子

[1]"夜のホルモン"メラトニン

[2]メラトニン合成酵素AA-NATの転写制御

[3]ICERはAA-NATの転写を抑制する?

[4]Fra-2はAA-NAT発現を促進する転写因子か?

[5]新しい松果体リズムマーカー遺伝子

[6]メラトニンは眼でもリズミックにつくられる

[7]眼のメラトニンリズムは光受容体で起きていた

[8]SCNにもあるメラトニンリズム?

[9]昼のセロトニン,夜のメラトニンで気分爽快?

おわりに

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パソコン活用シリーズ
Mac&Winではじめるバイオインフォマティクス
厳選ソフトウエアカタログ150

本書の使い

付録CD-ROM:Macintosh版の使い方

付録CD-ROM:Windows版の使い方

ソフトウェアカタログ Macintosh編

PowerPC搭載のMacintoshで動作するソフトウェア(MacOS9で動作確認)を紹介しています.

1.配列アライメントソフト

主にDNA,アミノ酸配列のマルチプルアライメントを行うソフトウェアを掲載しています.

2.ゲノムデータ検索

主にBLAST/FASTAサーバでの検索,ローカルなデータベースを検索するためのソフトウェアを掲載しています.

3.画像解析ソフト

主に電気泳動画像・顕微鏡画像などを解析するソフトウェアを掲載しています.

4.系統学解析ソフト

主に分子進化学,分子系統学に役立つソフトウェアを掲載しています.

5.分子モデリングソフト

主にタンパク質などの立体構造を表示,編集できるソフトウェアを掲載しています.

6.配列編集ソフト

DNA,アミノ酸配列の編集・フォーマット変換,マップの作成等ができるソフトウェアを掲載しています.

7.配列解析ソフト

DNA,アミノ酸配列を解析し,二次情報を得ることができるソフトウェアを掲載しています.

8.PCRソフト

PCRのシミュレーション,プライマー設計支援を行うソフトウェアを掲載しています.

9.文献管理ソフト

PubMed等で得られる文献データを管理・編集するためのソフトウェアを掲載しています.

10.その他研究用ソフト

主に実験の補助,または教育目的のソフトウェアを掲載しています.

11.一般ソフト

テキストエディタやデータバックアップなど,パソコンを利用するうえで便利なソフトウェアを掲載しています.

ソフトウェアカタログ Windows編

Windowsマシンで動作するソフトウェア(Windows98SEで動作確認)を紹介しています.

1.配列アライメントソフト

主にDNA,アミノ酸配列のマルチプルアライメントを行うソフトウェアを掲載しています.

2.ゲノムデータ検索

主にBLAST/FASTAサーバでの検索,ローカルなデータベースを検索するためのソフトウェアを掲載しています.

3.画像解析ソフト

主に電気泳動画像・顕微鏡画像などを解析するソフトウェアを掲載しています.

4.系統学解析ソフト

主に分子進化学,分子系統学に役立つソフトウェアを掲載しています.

5.分子モデリングソフト

主にタンパク質などの立体構造を表示,編集できるソフトウェアを掲載しています.

6.配列編集ソフト

DNA,アミノ酸配列の編集・フォーマット変換,マップの作成等ができるソフトウェアを掲載しています.

7.配列解析ソフト

DNA,アミノ酸配列を解析し,二次情報を得ることができるソフトウェアを掲載しています.

8.PCRソフト

PCRのシミュレーション,プライマー設計支援を行うソフトウェアを掲載しています.

9.その他研究用ソフト

主に実験の補助,または教育目的のソフトウェアを掲載しています.

10.一般ソフト

テキストエディタやデータバックアップなど,パソコンを利用するうえで便利なソフトウェアを掲載しています.

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ザ・プロトコールシリーズ
ジーンターゲティングの最新技術
効率よく確実なマウスの遺伝子組換えとクローン作製法

1章 ジーンターゲティング:効率よい基本操作

1.遺伝子変換技術の考え方  八木 健

2.安定したES細胞培養法  三寳千秋

3.効率と将来性を考えたターゲティングベクター作製法  八木 健

4.エレクトロポレーションによるES細胞への遺伝子導入法  三寳千秋

5.効率よく安全で安定した遺伝子組換え体の解析法  三寳千秋

6.ES細胞の導入によるキメラマウス作製法  三寳 誠

7.ゲノミックDNAのスクリーニングと塩基配列決定について  藤田まさみ

8.マウス胚と精子の凍結保存法  小木曽 昇 廣江 猛 山崎由起子

2章 ジーンターゲティングの最新技術


1.コンディショナルターゲティング法  八木 健

2.BACベクターライブラリーを用いたゲノム解析法  杉野英彦

3章 阜サ型の解析法

1.解剖学的解析法  濱田香世子 濱田 俊

2.ラットを用いたモノクローナル抗体作製法  山内奈央子

3.in situ ハイブリダイゼーション法

a.in situ ハイブリダイゼーション法  先崎浩次

b.whole mount in situ ハイブリダイゼーション法  牧野初音

4.電気生理学的解析法  北澤宏理

5.行動学的解析法  宮川 剛

4章 次世代の生殖テクノロジー

1.遺伝的背景と遺伝子変換マウスの行動との関連性  八木 健

2.C57BL/6系マウスを用いたトランスジェニックマウスの作製法  上田乙也 寺社下浩一 鈴木宏志

3.効率よいES細胞株の樹立法  徳永智之

4.マウスでのクローン技術  若山照彦

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無敵のバイオテクニカルシリーズ
バイオ研究はじめの一歩
ゼロから学ぶ基礎知識と実践的スキル

1章 研究とは? 研究者ってなに?

1.めざせ!生命科学の研究者

◆研究者ってなに?

◆日本の生命科学者の現状は?

◆21世紀を切り開く科学者とは

2.研究者になるためには

◆研究者としての最低限の条件

◆研究論文ってなに?

◆研究者になるためには

2章 研究をデザインする

1.研究テーマの設定

◆研究テーマをどのようにして決めるか【初心者の研究テーマは所属する研究室で決まる/指導者はどのように考えて研究テーマを決めるか】

2.研究テーマに関する情報収集

◆与えられた論文を徹底的に読む

◆パソコンを活用しよう【インターネットとワールドワイドウェブ/E-メール(e-mail)/文献検索/データベースの検索】

◆学会に参加しよう【国内の学会/国際学会/インタビュー】

3.研究計画を立てよう

◆研究プロトコールを作成しよう【再現研究とイメージトレーニング/研究プロトコール作成時の検討項目】

◆実験計画の立てかた【仮説に基づき実験を計画する/実験をデザインする/遺伝子の機能に関する実験の基本デザイン/ゲノムプロジェクトと生命科学】

◆実験操作プロトコールを作成しよう

3章 観察と実験の基礎

1.観察の準備

◆観察による研究について【初心者は見ても見えない/形態学的観察/光学顕微鏡/データの記録】

2.実験の準備

◆実験による研究について【実験を安全に行うための,一般的な三原則/危険性の評価(risk assessment)/実験室におけるルールとマナー】

◆実験ノートを作成する【実験ノートは研究室の財産になる/実験ノートの書き方(例)】

◆試薬溶液を調製するための基本【器具の準備/試薬の準備】

◆溶液の調製【秤を使用する/バッファー/溶液の混合と撹拌/滅菌操作】

3.実験機器の取り扱いの基礎

◆個々の機器についての操作と注意【アガロースゲル電気泳動装置/アクリルアミドゲル電気泳動(PAGE,polyacrylamide gel electrophoresis)装置/遠心機/分光光度計(spectroscopy)/凍結乾 燥機/ガスボンベ(シリンダー)の調節器/そのほかの機器の取り扱い】

4.基礎実験技術の習得

◆分子生物学的基礎技術について【必要な基礎技術−PCR増幅DNA断片のクローニング/キットを用いる方法】

◆ヒト遺伝子の解析の基礎【遺伝学の初歩/連鎖解析/PCRを用いたヒトゲノム遺伝子の解析】

◆生化学的基礎技術について【タンパク質の定量法/タンパク質の精製法】

◆動物細胞培養の技術【動物細胞培養とは/細胞培養を用いた研究/細胞培養室の使用法】

◆放射性同位元素の使用法

4章 研究結果をまとめる

1.研究成果の整理

◆データの整理【オリジナルデータの記録,収録/データの統計的処理法】

2.研究成果の発表

◆研究室内での発表

◆学会などでの発表(口頭発表・ポスター発表・セミナーでの発表)

◆論文の発表原稿を書く/論文投稿と審査/掲載手続き】

5章 研究室のルール

◆日常生活でのルール【ルール1.研究室に来たら/ルール2.研究室内でのルールとマナー/ルール3.図書利用のルールとマナー/ルール4.事務室でのルールとマナー】

◆研究室内での役割分担【ルール5.当番の仕事】

◆ごみ処理と洗い物について【ルール6.廃棄物の処理/ルール7.廃液の処理/ルール8.洗い物の原則】

◆研究室の行事

◆研究室を巣立つとき:飛ぶ鳥あとを濁さず,飛翔!【ルール9.退籍するとき/ルール10.世界に飛翔し,活躍すること】

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続ロマンチックな科学者
新しい生物学に挑戦する気鋭の研究者たち

 (井川洋二)

●発刊に寄せて

ロマンチックな科学者はだれ? (多田富雄 )

第一章◆ 科学の夢は果てしなく

アメリカで夢を追って (花房秀三郎 )

サイエンスにおける構成力 (月田承一郎 )

海原を航海する染色体 (石川冬木 )

創ってわかる生物学-生物らしさを求めて (四方哲也)

第二章◆ 科学とともに歩んだ道

人は信ずるに値する-化学から癌の分子生物学へ:私の歩んだ凸凹道 (野田 亮)

「幸運の女神」と「生命の糸を紡ぐ女神」 (鍋島陽一 )

細胞内シグナリングをどう攻めるか (宮園浩平 )

謎の癌遺伝子Mosの機能を追って (佐方功幸 )

留学から何を学ぶか-挫折もまた財産になる (加藤茂明 )

サイエンスの道を歩んできて-第一回デンマーク基礎科学賞受賞の喜び (大野 乾)

評伝 モラリスト生物学者 (岸本健雄 )

第三章◆ 科学のこれからを考える

情報生物学の時代に向けて-情報の流れとしての生命と進化 (五條堀 孝)

生物学と錬金術 (西川伸一 )

世紀末バブルの中で-日本人であるより人間 (相沢慎一 )

遺伝学の飽くなき挑戦 (山村研一 )

あとがき ( 井川洋二 )


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